【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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名無しNIPPER
[saga]
2024/02/26(月) 23:55:43.74 ID:quXy2kul0
第11廻戦:否定するは白天の城、黒夜の城
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エリザベート宿儺(両面宿儺)の記憶:ある時代にて・・・
生前の両面宿儺「クッハハハハハハハハ!!」
ある1人の呪詛師(裏梅)「・・・・・・・・・‥」
千年前――呪術全盛の時代のあの頃、俺はその時代に生きる全ての人間たちから恐れられる呪いの王として君臨していた。
弱者を一方的に痛めつけ殺す事を快楽とし、その人間の肉を喰らう事を自身の喜びとしてその時代の人生を謳歌してきた。
それ故にこの俺を倒そうと当時の呪術師たちが数多く俺に挑み、俺はそいつらを死という結末で返り討ちにしてきた。
誰も俺を祓う事など出来なかった。誰も俺を殺す事など出来もしなかった。故に俺は俺で好きなように生きてきた。
誰も俺の『自由』を止める事など出来なかった。あの時まではな・・・‥
――――――――――――――――――――――――――――――
エリザベート宿儺(両面宿儺)の記憶:とある時代、とある高校の校舎にて・・・・
ガシュッ、バシュゥゥン!!
宿儺(虎杖悠仁)「フッフッフッフッフ…アハハハハハッ!アハハハハッ!あぁ!やはり光は生で感じるに限るなぁ!」
宿儺「いい時代になったものだなぁ。女も子どもも蛆のように湧いている。素晴らしい!鏖殺だ!」
そんな俺であれど、必ず訪れる『死』という名の呪いに屈服した。『生きる』うえで『死』は必ず起きるものだ。
俺が平安の余で死んだ後、骸と化した俺の指20本は特級呪物として残り、その時代に生きる呪術師たちによって良いように利用されてきた。
俺の死後、当時の呪術師共はその20本の指を消滅させることなど出来ず、それらを封印し散逸させることで俺の力を利用しようと考えていたのだろう‥
自身の骸の一部が呪物と化しても尚、器となる者に呪物を喰わせる事で俺はそれを糧に受肉し、俺は現世に蘇る術を自身にかけていた。
受肉してしまえばあとは俺の自由・・・器となった者の意思など俺の魂の前にはひれ伏すに超したことはない。そう思っていたはずだった・・・
ガシッ!
宿儺(虎杖悠仁)「あぁ?」
虎杖悠仁(宿儺)「人の身体で何してんだよ。返せ。」
宿儺「・・・・?。お前、なんで動ける?」
虎杖悠仁「いや俺の身体だし・・・」
宿儺「(どういう事だ・・・抑え込まれる・・・・)」
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