【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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108:名無しNIPPER[saga]
2024/01/17(水) 10:13:42.15 ID:HQ2URsRp0
シュンッ、スタッ!


吉備真備「あの目を見るんじゃない!マスター、今すぐ全速力で――――」

???「そんなに慌ててどうしたんだい、吉備真備?」

吉備真備「――!!?。はあ?」


カッカッカッカッカッ・・・・・・・

謎の物体の後ろから現れた男性
https://img2.animatetimes.com/2021/10/6163987967ec2_d83813ad1b469f3dddc5160415162bfd.jpg


僧衣姿の男「やあ。君にまた会えて嬉しいよ。」

吉備真備「――――ッ!?」

―――――――――――――――――――――――――――――
突如、カルデアのマスターたちがいる駅構内に到着した地下鉄の車両から多数の集団で襲いかかってきた呪霊サーヴァントたち。

突然の呪霊サーヴァントたちの襲撃に望月千代女、バーヴァン・シー、播磨局、マシュ・キリエライトの4人は多数の呪霊サーヴァントの討伐に足を取られ、

カルデアのマスター・藤丸立香の周りには術式が焼き切れてしまっている両面宿儺(エリザベート)と吉備真備の2人しかおらず、その2人もまた、即座の対応に追われていた。


そして極めつけは藤丸立香の目の前にいつの間にか置いてあった聖杯の雫を中心に、藤丸立香たちが集めた5つの聖杯の雫と宿儺が持ってた聖杯の雫が飛び出し、それらが一つに合わさり、

そして聖杯の雫が7つ合わさった事で出現した聖杯ではない謎の物体が変形し、そのモノが見つめる目の先にはカルデアのマスターと吉備真備の2人。

吉備真備はそのモノの存在を前から知ってた。いや、そのモノの存在を知っていたのはその吉備真備の魂の器とする■■■が知っていたのだ。

故に彼は立ち止まらずにいられなかった。彼の知る謎の物体の後ろから現れ、彼に声をかけてきた1人の僧衣姿の男の存在を確認するために‥。


吉備真備「(偽物?変身の術?・・・・いや、まさか・・・!)」


吉備真備は悟った。この渋谷の特異点で起きている全ての出来事を、渋谷に出現する呪霊サーヴァントの存在を、今おかれている全ての状況、・

彼らの前に現れた■■■と瓜二つの存在、聖杯の雫が合わさって出現した謎の物体が、吉備真備(■■■)が考察していたある考えが正しい答えであると突きつけられた。

彼らに突きつけられたこの状況・・・それは正に■■■が経験した彼の人生で最も記憶に刻みつけられたあの戦いの記憶、彼が経験した胸くその悪くなる悲劇の記憶・・・

この渋谷の特異点は両面宿儺(エリザベート・バートリー)が生み出した“ハロウィン”ではなく、■■■が経験したあの戦いの再現である事を・・・


吉備真備「(ああそうか・・・俺はやはり、こうなるのか・・・)」


吉備真備(■■■)は覚悟した。目の前にいる僧衣姿の■■■を見た瞬間から、彼は全てを受け入れるつもりだった。

目の前にいたのは吉備真備の依代となった■■■が元の世界で自らの手で葬ったただ1人の親友、全ての可能性は既に吉備真備の中から否定されている

そして吉備真備(■■■)の脳内には吉備真備自身の依代となった彼の『3年間の青い春』。彼の脳内では1分以上も経過している。

故に彼はあの物体によって封印される事を覚悟した。彼が封印される事で、せめてカルデアのマスターだけでも救えるとなるのならば‥


だが―――――


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