日向「安価とコンマで依頼を解決する」セレス「その5ですわ」
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730: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/12(日) 15:43:24.38 ID:k5hOIPgP0

武闘家茶柱「またしても「何も無し」ですか……。まぁ『迷いの森』と呼ばれている場所でしょっちゅう迷い人と遭遇しても困りますが……」



〜〜〜古の森・入り口〜〜〜



迷いの森を彷徨う事系6時間。俺達は、これまでの鬱蒼とした雰囲気とはまるで違う、神秘的で陽の光がよく当たる開けた広場のような場所に出た。


勇者日向「……もしかして、ここが『古の森』か?」

魔法使い入間「ああ、多分な」

陰陽師葉隠「……で? 肝心の『妖精王』とその妃とやらはどこにいるんだべ?」

???「う、うーん……どうしよう、どうしよう。困ったなぁ……」

対魔忍尾美田「……もしかしてあそこの木の下にパンツ一丁でいる羽の生えた筋肉モリモリマッチョマンくんのことじゃ無いっすか?」

武闘家茶柱「……ご、ゴン太さん!? あなたが『妖精王』なんですか!!?」

オベロン「え? ……確かにみんなからはそういうあだ名で呼ばれる事もあるけど……あの、君達は?」

勇者日向「ああ、実は──事情説明中──って事なんだ」

オベロン「あ、ああ! 君が今代の『勇者』なんだね! 初めまして! ボクは『オベロン』妖精王オベロンさ。森の皆からは「ゴン太様」って呼ばれてるよ!!」

陰陽師葉隠「んじゃ、さっそく『聖なる泉』まで案内して欲しいんだども……」

オベロン「んー……そうしてあげたいのは山々なんだけど、実はちょっと困った事になってて……」

魔法使い入間「ああん、困った事?」

オベロン「うん。僕達妖精にとって「父さん」とも呼べる存在……「デクの木様」の様子がおかしいんだ。どうやら父さんの「中」に何か『良くない者』が入り込んじゃったみたいで……。『聖なる泉』に行くにはどうしても父さんの『導きの枝』が必要なんだよね……。ボクが父さんの中に入り込んで『良くない者』をやっつけられたら良いんだけど『もし万が一ボクに何かあったら森の皆が困るから止めろ』って父さんもボクのお嫁さんも言ってて……」

武闘家茶柱「なんだ、そういう事なら簡単じゃないですか!」

オベロン「え?」

勇者日向「ああ、俺達が『デクの木様』の中に入って、原因を調べてくるよ」

オベロン「ほ、本当!? ありがとう! 助かるよ!! 『勇者は心優しくて勇敢な人物だ』って伝承で聞いてたけど、やっぱりそうなんだね!!」

魔法使い入間「+エロスケベ野郎が付くけどな、今代の勇者様は」

勇者日向「……土下座でもなんでもするからいい加減許してください……」



〜〜〜デクの木様・入り口〜〜〜



オベロン「父さん! 勇者様を連れて来たよ!! 父さんの中に入って、良くない者を取り除いてくれるんだって!!」

デクの木「オ、ォオオオオオオオオオオオオ……」

陰陽師葉隠「な、なんて言ってるんだべ?」

オベロン「『おお。ありがとうございます、勇者様。お手を煩わせて申し訳ありません』って言ってるね!!」

対魔忍尾美田「そうなんすか!? オオオオ言ってる様にしか聞こえなかったっすよ!?」

魔法使い入間「妖精にだけ分かる言葉なんだろ。んじゃ、さっそく行くとするかぁ!」

オベロン「父さんの『最奥』までは「3ターン」は掛かるだろうから気をつけて!!」


1回目の判定

↓1

01〜30 何も無し
31〜60 モンスターの襲撃だ!!(逃げる事も出来ます)
61〜70 宝箱だ! 何か良い物が入っているかもしれない!
71〜80 ギガントモンスターの襲撃だ!!(逃げる事も出来ます)
81〜00 日向のラッキースケベ発動。



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