日向「安価とコンマで依頼を解決する」セレス「その5ですわ」
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368: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/08(水) 23:56:58.08 ID:zsm/JiUg0

勇者日向「は、はぁ!? 俺と葉隠の部屋が!!?」

セイジョウ「はい。大変申し訳ございません、ご主人様……!」

セイジョウは深く深く頭を下げて俺達に謝罪する。セイジョウに付き従うメイド達も同様だ。


セイジョウ「新入りのメイドが『蟲殺し』の毒薬を撒く量を大きく間違えただけでなく、肝心の換気も今まで行なっていなかったと言う事で……。今夜はどうか、茶柱様か入間様と同室でご勘弁願えませんか?」

勇者日向「はぁああああああああああああああああああ!!?」

ど、同室!? 茶柱か入間と同室で一晩過ごせだって!!? 無茶だ。茶柱の所に行ったらどんな理不尽な理由で投げ技や関節技を極められるか分からないし、入間の所じゃ俺の貞操が危ない!!

だったら今日は俺と葉隠だけ宿屋に行く──と言いそうになった所で


陰陽師葉隠「あー、じゃあしゃあねぇな。俺っちは入間っちの部屋で寝るべ。入間っちもそれで良いか?」

魔法使い入間「おう、俺様も別に構わねぇぜ」

勇者日向「なっ!? お、お前ら良いのか!!?」

陰陽師葉隠「良いも何も、宿で部屋が取れなくて二人一組で寝る事なんて今まで何度もあったべ?」

魔法使い入間「それが男女同衾になっちまったってだけだ。何の問題があるんだよ」

いや問題しかねぇんだよ! 「元の世界」の倫理観を覚えてる俺達にとっては!! つーかそれじゃあ俺は茶柱に投げ殺され「──か、構いませんよ」──へ?


武闘家茶柱「い、いいいいい一緒に寝る訳でもないですし、部屋が同じというだけでしょう!!? で、でしたら構いませんよ。……変な事さえしなければ」


……それは、俺が知っている「茶柱転子」から放たれたとはとても思えない言葉だった──




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