日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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891: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/03(金) 16:08:18.91 ID:Pr5FSI3I0



〜〜〜超高校級のコスプレイヤーの研究教室〜〜〜



日向「えっと……。ここをこう縫えば良いのか?」

白銀「そうそうそんな感じ! やっぱり日向先輩ってば地味に裁縫の才能もあるよねー! 他にも色々と得意な事あるみたいだし、頑張れば全部の才能が開花して『超高校級の希望』にだってなれちゃったりして!!」

日向「……よしてくれ。俺はもうそんな物は求めてないよ」

白銀に『次のコスプレ披露会まで時間がないから裁縫の手伝いをして欲しい』という依頼を受けて、俺は白銀の研究教室でコスプレ衣装の製作を手伝っていた。『俺が出来る事など微々たる物だ』と最初に伝えたのだが、白銀は『他にも「相談」があるから!!』と強引に俺を指名してきた。

……まぁ何かに悩んでたり、相談したいことがあるって言うならそれを聞くのが俺の仕事だからな。ということでこの依頼を受けたのだが……。


白銀「えっと、じゃあ次はー……」

さっきから、と言うか最初から白銀は「コスプレ」の話しかしてくれない。……痺れを切らした俺が『何か相談があったんじゃ無かったのか?』と聞いて、ようやく白銀は本題の「悩み」を打ち明けてくれた。


白銀「……日向先輩はさ、むかし大好きだったアニメとか漫画とかあったりします?」

日向「? そりゃあ幾つもあるけど……」

俺だって子供の頃はテレビにゲームに漫画にと、色んな娯楽に夢中になった物だ。その中(二次元の世界)で繰り広げられる色々な物語にワクワクしたりドキドキしたり、時に泣かされたり大爆笑したりもした経験がある。


白銀「……ですよね。誰にだってありますよね、そういう『思い出』の作品が……。で、なんですけど。その思い出の作品、大好きだった作品が『終わっちゃった』時はどんな気持ちになりました?」

日向「……残念だったし、悲しかったよ。『ああ、もうこの世界の話しは……このキャラクター達が動いて喋る所は見られないんだな』って思うと、子供ながらに切なくなった気がする。もうとっくに「思い出話」になっちゃってるけどな」

白銀「……先輩の言うように、大抵の人は地味に『悲しいなぁ』『辛いなぁ』で地味に終わり……。……でも私は、子供の頃からそれがどうしても『許せない』って質でして……「なんで!? あんなに「大好きだ」って言ってたのに!!」「どうして!?「この作品が生きる希望になってる」って言ってたのに!!」──そう言って大好きだった作品を忘れて、別の作品夢中になっていく人達を……私は、裏切り者を見る様な眼で見てたんです」

日向「……」

白銀「ああ、でも今は違いますよ? 「ああ、それも地味に仕方が無いよね」って諦観できるようになりました。……だって、この国はサブカルとエンタメの国。「面白い」作品が次から次へと沸いて出てくるんですもん。「過去の作品」になんか構ってる余裕なんて地味にないんだって、そう思えちゃうようになりました」

白銀「……でも、心の奥底ではどうしてもこう思ってるんです。『もう一度、もう一度あの頃の気持ちを思いだして欲しい。好きだった作品の事を忘れないで欲しい』……だから、私の作るコスプレ衣装も、実際にするコスプレも『あ、懐かしいな』って物が多いんです。……だって、人は前に進む生き物だから。そうしないと、過去にあれだけ大好きだった作品の事だって簡単に忘れ──」

日向「白銀」

白銀「?」

日向「↓3」

↓3までの発言安価を>>1が良い具合に纏めます。(ただし、いつも通り過激な物。下品な物。日向が言いそうにない物は安価下です)



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