日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/11/03(金) 16:06:01.25 ID:Pr5FSI3I0
日向「……今も「殺し」をやってるのか?」
春川「……黙秘させて貰う。というか、聞いた所で私が答えるとでも思ったの?」
日向「全く思っていない。ただ「お前自身は望んで殺しをやってるのか」って確かめたかった。……それで、どうなんだ?」
春川「…………」
春川は、質問に答えてくれなかった。ただその辛そうな表情と奥歯を噛みしめる様子から、その内心は俺でも察する事が出来た。
日向「……良いんじゃないか? 別の幼稚園に行ったって」
春川「……意外だね。あんたも最原や百田と同じお人好しで「今のあの子達のお前に会いたい」って思いを無碍にするのか……とでも言うと思ってたよ」
日向「……人生には、唐突で理不尽な別れだって必ずある。それにずっと同じ幼稚園にいると「慣れ」で「保育士のお前」が成長できない」
春川「……アンタ人の話を聞いてたの? 私の正体はね──!「お前が心の底までただの暗殺者だって言うなら!!」──!!」
日向「……そんな「素」の自分を俺達の前でも見せないだろ。お前が最原に「本当に保育士か?」って疑われたのだって、お前の普段の態度が原因じゃないのか? お前が本当に「一流」の暗殺者なら、そんな隙さえ見せないと思うけどな」
春川「…………そ、れは…………」
日向「……兎に角「依頼」は受けた。あの幼稚園には時々、暇を見て様子を見に行くよ。だからお前はいったん離れろ、色んな事からな。落ち着いて「話しても良い」って思えた奴に悩みを話して、色んな事を落ち着いて考えるんだ」
春川「…………」
日向「そうじゃないと……。このままだと、お前はいつか心の底から「絶望」するぞ。……前にそうなった事がある先輩からの「忠告」って奴だ。……じゃあな」
俺はそう言い残して、隠し扉から部屋を出て行こうとする。──と、その背中に声が掛かった。
春川「──日向……先輩!」
日向「……なんだ?」
春川「その……ありがとう。少しだけ、心が落ち着いたような気がするよ」
日向「……そうか」
そう言って、俺は今度こそ春川の研究教室を出て行った。……少しだけ、最原や百田と比べたら微々たる物かもしれないが、春川の心の奥に踏み込めた……そんな気がした一日だった。
春川の絆クエストをクリアしました!! 「春川に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 「春川のパンツ」を手に入れました!!
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