日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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885: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/03(金) 15:42:05.42 ID:Pr5FSI3I0

それは、春川が自分の研究教室に俺を呼び出した事から始まった。(正確には俺の研究教室へとやって来た春川に「……何も聞かずに、何も言わずに付いてきて」と言われた事が本当の始まりなのだが)

……春川の研究教室は、見た感じいつも通りのそれだった。子供関連の遊具や、子育てについての研究レポートや論文。児童書や子供の玩具、果ては赤ちゃんに使うのだろうガラガラまで置いてある。

春川の研究教室に付いても、春川はこちらを向いてジッ──と押し黙ったままだった。沈黙に耐えきれなくなった俺が、春川へと話しかける。


春川「…………」

日向「……なぁ、いい加減話してくれよ。何の用があって俺をお前の研究室に呼んだんだ? また例の幼稚園絡みの──」

春川「黙って付いてきてって言ったでしょ。……ちょっとこっち来て」

春川はそう言って、俺の右手を取り部屋の壁際へと連れていく。……なんだ? ここに一体何が──。そう思った次の瞬間。壁の一部がクルリと回り、教室の更に奥の部屋へと続く扉が現われる。か、隠し扉!? これはいったい……!


春川「……話しはこの中でするから」

そう言って、春川は隠し扉から部屋の奥へと入る。俺もそれに倣った……そして、絶句した。


日向「な……! んな……!?」

部屋の中にあったのは、超高校級の軍人である戦刃むくろの研究教室に勝るとも劣らない武器の数々。サイレント機能付きのリボルバーやマシンガン。手榴弾にスナイプ用の暗視スコープ付き専用銃、大型のナイフに棒手裏剣にボウガン。果ては毒薬と思わしきビンまで置いてあった。


日向「──は、春川。これは、その……」

俺は、半ば絶句しながら春川に問う。すると、すぐに答えが返ってきた。


春川「私の本当の才能は『超高校級の保育士』なんかじゃない。……「依頼」を受けて今まで何人もの要人や悪人を殺してきた『超高校級の暗殺者』……それが、本当の私だよ」

ちょ、超高校級の暗殺者!? じゃあ今まで保育士として研修に行ってたのは──!!


春川「事情を知らない人達を欺くためのブラフ。……本当は子供なんて嫌いだし、近寄らせたくもないんだ。五月蠅いし、面倒臭いし、何かあったらスグ泣くし、悪戯もおかしな事もしょっちゅうやるし」

日向「春川…………」

春川「……この事を知ってるのは、学園の上層部と学園長。それから最原と百田とアンタだけ。……王馬や霧切、それから江ノ島の奴には感づかれてるって思ってるけど」

日向「……なんで、それを俺に話してくれたんだ?」

こんな、人によっちゃあ一生秘密にしておきたいであろう事を、春川は俺に話してくれた。その理由を知りたかった。


春川「……最原には、自力で辿り着かれた。百田と一緒にね。『絶対に他言無用』『破ったら殺す』って強めに脅しを駆けたら二人とも頷いてくれたよ」

……嘘だ。と、この時点で俺は春川の虚言を見抜く。最原も、そして百田も。『それがどうした!』『お前は俺達の友達だ!! 正体なんて関係ねぇ!!』的な事を言うに決まってる。


春川「あんたさ、最近は随分あの子達に……。あの幼稚園の子達に懐かれたじゃん」

日向「ああ、まぁ、最初よりは心を開いてくれた子が多いと自分でも思ってるけど……」

春川「……私は今後別の幼稚園に行くからさ、あそこはアンタが……時々で構わないから行ってやってくれないかな?」

日向「…………」

春川「もうあそこはウンザリだよ。……子供なんてどこも一緒かもしれないけど、私はもう……「暗殺者」の私がこれ以上あの子達に構う権利は──」

日向「春川」

春川「?」

日向「↓3」

↓3までの発言安価を>>1が良い具合に纏めます。(ただし、いつも通り過激な物。下品な物。日向が言いそうにない物は安価下です)



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