日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/11/01(水) 20:44:38.27 ID:+h84H2860
それは、戦刃が自分の研究教室に俺を呼び出した事から始まった。
戦刃「……ど、どうぞ」
日向「……どうも」
客人(一応)である俺をもてなそうと戦刃が茶を淹れてくれたのだが、お湯を零して手を火傷するわ、肝心の湯飲み茶碗落っことしてを割るわ、それでもコップで出してくれた茶は渋みが強くて飲めた物じゃないわと、まぁ色々と「残念」な所を今日も遺憾なく発揮していた。
しかも肝心の戦刃は、とても話しづらそうに下を向いたままだ。……なんだ? 俺に何の用事があるっていうんだ?? 俺を直接自室に呼んだって事は悩み相談か、それ以外の用事があるとみて間違いないと思うんだが……。
戦刃「あ、あのね。日向くん!」
日向「お、おう」
戦刃「この件は誰にも……。特に盾子ちゃんには話さないで欲しいんだけど……」
早速守秘義務の確認と来たか。やっぱり相談事か? 腐川の起こしたパンツ泥棒騒動を解決するためにそれを破った俺が言えることではないかもしれないが、よっぽどの事がない限り俺は依頼者の「秘密」は守るつもりだぞ。……そう伝えると、戦刃はボソリボソリと呟くように話し始めた。
戦刃「……あのね。最近分からなくなって来ちゃったんだ」
日向「……分からなくなったって、何がだ?」
戦刃「……全部。全部だよ」
『全部』と来たか。こりゃ相当長い話しになりそうだと、俺は気合を入れて戦刃の話しに耳を傾ける。
戦刃「私は今まで盾子ちゃんの為に生きてきた。盾子ちゃんのやりたい事なら大概のことは手伝ったし、それに邪魔な人は躊躇無く「消して」きた。盾子ちゃんのために人生を──この命を捧げるつもりだったんだ」
──でもね、と戦刃は続ける。
戦刃「分からなくなっちゃったんだ……盾子ちゃんの事が。盾子ちゃんのやりたい事が……。盾子ちゃんの本心が……。……このまま盾子ちゃんに従っていて良いのかどうかが……」
日向「…………分からなくなったって、なんでだ?」
戦刃「……自分でも分からないよ。確か、去年の初め頃。77期生のみんなが日向くんを本課に引っ張ってきた時ぐらいからなんだけど、盾子ちゃんは今まで考えてた『人類史上最悪の絶望的事件』を起こすのを辞めて、普通の(?)学園生活を送ることにしちゃったみたいなんだよね」
普通の? あれで普通のか?? あれだけの傍迷惑な大事件を何度も起こしておいてか??? と、俺はその時ツッコみたかったが、戦刃にしては大きな変化だったんだろうと見て(あと空気を読んで)話の先を聞く事にした。
戦刃「これだけでも何でか分からないのに、最近は盾子ちゃんが求めてた「絶望」の方向性も前とは違う形になってきて……。『世界中の皆を絶望させてあげたい』『そして自分も世界一の絶望を味わいたい』……そんな盾子ちゃんの根幹まで「ブレて」きた様な気がするんだ……」
戦刃「それに私もね、何かが「変わってきちゃった」感じがするの……。前までは『盾子ちゃん以外誰も、何も要らない』って考えだったのに、学園のみんなと過ごす内に『ああ、今幸せだなぁ』って思っちゃう機会が増えてきて……。わ、私。盾子ちゃんのお願いならこの学校の仲間達全員を殺す事だって厭わないつもりだったのに……。そ、それすらも出来なくなっちゃうんじゃないかって……。とても、とても恐いんだ……」
日向「…………」
戦刃「……ねぇ、私。これからどうしたら良いの? 盾子ちゃんの事も、私の事も、こんな私を「仲間」だって言って優しくしてくれる皆のことも、全部、全部、全部分らなく──!」
日向「戦刃」
戦刃「?」
日向「↓3」
↓3までの発言安価を
>>1
が良い具合に纏めます。(ただし、いつも通り過激な物。下品な物。日向が言いそうにない物は安価下です)
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