日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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675: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/31(火) 23:04:39.90 ID:2lkk4lZh0
>>670 ……完全に忘れてました; 全員が辺古山=キラキラちゃんだと思っているという事で。

日向02 雑魚(笑) 辺古山83 子供達の実力を見て急遽本気を出した。 園児36+40=76 いつもやっているゲームなので得意だが、世界は広いのだと思い知った。


……俺は、まさかの光景に圧倒されていた。あの元気いっぱいだった園児達が全員前のめりになって座り、ジッ──と獲物を狙うハンターのように視線が鋭くなる。……ここまでだったら「勝負に真剣なんだな」とか「よっぽどカルタが好きなんだな」と思う事が出来たのかもしれないが──


春川「あめ園児A「はいっ!」」

春川「らく園児B「はいっ!!」」

春川「わに園児C「はいっ!!!」」

……春川が読む読み札の言葉への反応が、あまりにも早すぎる。率直に言って強すぎるだろここの園児達!? これもう遊びじゃなくて「訓練」とか「鍛錬」の域だぞ!? ドンだけカルタに情熱捧げてんだよ!?


春川「さい園児「は辺古山「はい」……!」」

唯一まともに相手出来ているのが子供達の実力を見て急遽「本気」を出した辺古山だ。百人一首を何度かやった事があるとは聞いていたが、やはり反応が早い。「どこにどのカードが置いてあるか」の把握も既に出来ているみたいだ。


春川「おか辺古山「はい」」

春川「ぬま辺古山「はい」」

春川「なま辺古山「はい」」

スパッ! スパッ! スパッ! と、まるで敵を剣で切り伏せるようにカードを瞬時に取っていく。園児達も負けるかと必死に応戦し、勝負は誰が勝ってもおかしくないほぼ五分に。……唯一取り残された俺だけが、もうどうにでもなれという投げやりな気持ちでいた。


春川「しゅーりょー!! じゃあみんな、自分が取れたカードの枚数を数えてね?」

園児達が春川の指示に従い、自分が取ったカードを一枚ずつ数えていく。……辺古山VS園児達。果たして勝者は……?


春川「──と、言うわけで勝ったのは辺古山お姉ちゃんでーす! みんな拍手ー!!」

ワアッ──!! と、自分達が負けたにも関わらず、「お姉ちゃん凄ーい!!」と園児達は大盛り上がりで辺古山を称える。逆に一枚もカードを取れなかった俺は「お兄ちゃん弱ーい!!」とか言って馬鹿にされたり「大丈夫だよお兄ちゃん。私がお兄ちゃんのお嫁さんになったら毎日一緒に練習してあげるから」と、肩を叩いて慰められたりしていた……。

──いや違う! 俺は決して弱くない!! ここの園児達と辺古山が異常なだけだ!! ……多分。


さて、レクリエーションも一段落したし、カルタも片付けて皆の机も元に戻したし……。そろそろ頃合いだな。俺は辺古山と春川にアイコンタクトで合図を送ると、ポケットに忍ばせておいた発信器を使い、職員室に潜伏していた東条へと連絡を入れる。

……さて、俺達の思惑通りに事は進むかな?


春川「はーい、じゃあ次は──」


ガララララッ!!


春川「──ッツ! 誰!!?」

キラキラちゃん(東条)『……『輝く正義を仮面に浴びて、醜き悪の五臓六腑をブチ晒す…正・義・完・了!! 正義で貫く正義のど真ん中!闇夜に輝く正義の一番星! 人呼んで、『キラキラちゃん』とは私の事だ!』

園児『え、えええええええええええっ!!?』

園児達は皆一様に大いに驚いていた。そりゃあそうだろう。だって今の東条は仮面は勿論、その衣装まで本物の「キラキラちゃん」を模した物になっているんだから。加えて、演技はあの時以上に完璧だ。「少しでも練習しておかなくちゃね」と「完璧」を求める東条は俺達に頼まれた後も一人で「キラキラちゃん」の演技の練習をしてくれていたらしい。……ホント、頭が下がるよ。


園児A「う、嘘だよ! だって本物のキラキラちゃんは──!!」

キラキラちゃん(東条)「そいつは私の名を騙る偽物だ!! 私こそが本物のキラキラちゃん……。この幼稚園に潜んでいるという『悪い子』を天誅しに来た!!」

子供達、特に春川から「手の掛かる悪ガキ」と呼ばれている子が一気に顔を青くする。


キラキラ「例えばそこの……園児V・G・P・O!! 貴様らはそれぞれ↓1↓2↓3↓4という悪戯をして先生や春川お姉ちゃんに迷惑を掛けているらしいな!!」

(子供がやりそうな悪戯でお願いします)


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