日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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628: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/30(月) 23:28:43.33 ID:qYwodYef0
>>625 >>1の想定とはちょっと違いますが、90点をあげても良い解答なので、これを正解とします。


日向「……この事件の実行犯は……東条じゃないのか?」

十神「……ほう? 理由を聞こうか」

日向「腐川の部屋に置いてあったっていうおっぱいプリンを俺も、超高校級の料理人である花村にも食べて貰ったんだけど、どう考えてもプロ級の腕前がなければ作れないプリンだった。この時点で、容疑者は「花村」か「東条」の二択に絞られる」

十神「それで?」

日向「一見花村が作ったように見えるけど、それは事件を「より混乱させる」っていう目的のブラフだ」

十神「なぜ東条がそんな事をする必要がある? お前はあいつがそんな意味不明な事件を起こすような女に見えるのか?」

日向「……全く見えない。だから東条は「依頼」を受けておっぱいプリンを作っただけだったんだよ。……「計画犯」である十神(お前)の依頼を受けてな!!」

十神「…………」

日向「腐川が自分の研究教室に隠していたあの高級菓子は自分で食べる為──なのが本命じゃなくて、本当は「お前が来た時用に出す為のお菓子」だったんだ」

──だから、腐川の研究教室のことを殆ど知らない東条でも、お前からその情報を聞いて巧妙に隠されていた「高級菓子」を見つけて、自作の「おっぱいプリン」をすり替えることが出来た。


日向「……動機は言うまでも無いな「俺の実力」とかいう奴を計る為だ。……違うか!? 十神白夜!!」


暫くの間、十神は黙っていたが、不意にクックックッ……! とそれはそれは愉快そうに笑い出した。


十神「……凡人にしてはやるな、と褒めてやる。数々の「依頼」とやらを完遂してきただけの事はあるようだな」

日向「……認めるんだな、自分と東条が犯人だって事を」

十神「ああ。東条、もう出てきて良いぞ」

十神のかけ声と共に、廊下の隅……丁度俺の死角になるところから東条が現われる。


東条「……ごめんなさいね、日向先輩。十神先輩から「その実力を計りたい奴がいるからお前の力を貸せ」って言われたの……。……「大事になるような騒ぎにはしない」って約束してくれたから、依頼を受けたのよ」

日向「……腐川の部屋から盗んだ菓子は?」

十神「俺の研究教室に置いてある。よくぞまぁこの短時間で「俺の狂言+東条の協力だ」と見破った物だ……。その力量、覚えておいてやるぞ。いつか本当にお前に「依頼」をする時まで楽しみに待っているがいい」

そうして十神はその場から去って行こうとするが、そうはさせるかと東条にその肩を掴まれた。


東条「……十神先輩? 全部終わったら腐川さんに謝りに行くって約束でしょう?」

十神「なんだ、そんなもn「行かないなら「依頼の条約を破った」と判断させて貰うわよ」……ちっ!!」

ゴウッ──!! と、まるでプロの武人さながらのオーラを纏った東条に十神は連行され、腐川の研究教室へと謝罪に行った。肝心の腐川は「いえ、いいえ! これが白夜様が望んだ物なら、この程度の悪戯など幾らでも!! と、いうかもっとして貰いたいです!!」とヘブン状態になって十神に押し迫っていたが……。まぁ、十神の自業自得って奴だろう。



十神白夜のクエストをクリアしました!! 「十神に助けを求める」の難易度が下がりました!!

十神は滅多に力を貸してくれないキャラですが、その財力、洞察力、知識、推理力はかなりの物なので「本当に困ってどうしようもない」時などに力を借りてみましょう。



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