日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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541: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/29(日) 23:04:27.85 ID:7bUgCaDW0



〜〜〜超高校級の格闘家の研究教室〜〜〜



日向「ふんっ! どりゃあっ!!」

俺は教わった通りに、サンドバッグをビシバシと殴る。……俺でも分かる。ドン!ドン!ドン!ドン! と、サンドバッグを殴った時に「手応え」って奴が確実に拳に返ってくるような感じがする!!


大神「ふむ……。やはりお前も中々センスがあるな、日向よ。……どうだ、左右田と一緒に我と弐大のトレーニングを受けてみる気はないか? 心身共に見違えるほど強くなれるぞ?」

日向「悪いけど「今は」遠慮しておくよ。俺は自分の才能のことで毎日手一杯だし『自分で自分に合ったトレーニングメニューを考えるのも修行だ』って弐大も言ってたしな」

仮にやるとしても希望ヶ峰学園を卒業して、大神や弐大の指導を受けられる時間がちゃんと取れるようになってからだ。……俺だって「強くなること」に興味が無いわけじゃない。男だしな。「今は」やりたくてもやれない、他にやりたい事があるってだけで。

大神は「……そうか、確かにそれも一理あるな」そう言って、俺の「トレーニング」を最後まで見てくれた。



〜〜〜数十分後〜〜〜



日向「はぁ……。ふぅ……」

大神「お疲れ様だ、日向よ。秋でも運動をして汗を掻いた後は水分補給をシッカリと──」

日向「大丈夫、分かってるって。弐大に耳にタコが出来るほど言われてるしな」

俺はベンチに置いてあった水筒の水をゴクゴクと飲む。……ああ、美味い。人間の身体は「今身体が欲している物を美味しく感じるように出来ている」って聞いた事があるけど、本当にそうなんだなぁ。ただの水がこれだけ美味く感じるんだから。


大神「そうか……」

日向「ああ。……それで、一体何なんだ? 俺に『相談がある。説明の為にもまず「我の出すトレーニングを一通り受けてみて欲しい」』って言われたけど……」

大神「…………」

大神は暫く押し黙っていたが、覚悟を決めたのか口をゆっくりと開く。


大神「……最近、道場の門下生がドンドン減ってきていてな……。なんでも「今の時代に合わない」「修行が厳しすぎる」「これは修行ではなくイジメだ」という新入生が後を絶たないのだ」

日向「それは……」

大神「「時代遅れ」というのは自覚がある。今は一人一人の人権を大切にする素晴らしい世の中だ。……そんな中「最低でもこのラインまでは強くなって貰う」「健全な精神は健全な肉体に宿る」という考えと方針を取っている我と我の道場は、確かに「時代遅れ」なのかもしれん」

日向「……考えすぎだろ。時代遅れ=今までの歴史を大事にしているって事でもあると思うぞ」

大神「……「修行が厳しすぎる」……これも、分からんでもない話しだ。某有名な熱血漢テニスプレイヤー殿も『「根性」は好きだが「根性論」は嫌いだ』と公言している。我もそうだ。だから一人一人に合った「頑張ればたどり着ける」修行をさせているのだが……。これも、出来ん者が増えている」

日向「それは、そいつ本人の問題だろ。お前と、お前の家族は門下生に無茶な修行をさせるような奴なのか?」

大神「断じて否だ。……修行を「イジメ」だと捉えられるのは悲しいが、これも一意見として受け止めるしかあるまい。……昨今、スポーツ業界でニュースになるような本物「イジメ」など決してしておらぬと断言する事はできるが、言っている本人がそう感じてしまっているのならばそれは「イジメ」に他ならん」

大神「……そこで我の血族から「「今の時代の流れ」を取り入れ「誰でも気軽に武術が学べる」──そんな道場にして再出発するべきだ」という意見が出てきてな……。我も次代の道場主として、どういう「未来」を選択するべきか迷っておるのだ。だからこそ、相談窓口であるお前の──」

日向「大神」

大神「……?」

日向「↓3」

↓3までの安価を、>>1が上手い具合に纏めます。(日向が言いそうにない言葉は一部改変or再安価)



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