日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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442: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/28(土) 18:31:03.69 ID:AfViajHv0
>>441 これで証明する!!


日向「……なぁ終里。お前、確かこう言ってたよな。「オレ達が風呂に入る前、床が湿ってた」って──」

白銀「そうなんですか?」

終里「おう! それで「誰か中にいんのかな」って思って籠の中を見てみても何にも残って無かったから「もう風呂から上がったんだろうな」って思ってたんだけどよ……」

花村「つまり、終里さん達がお風呂に入る前に「誰かが入浴してた」っていう証拠になるわけだね!!」

日向「ああ、まだあるぞ。左右田、お前確か警報器を仕掛けるときに「濡れたバスローブ」が床に放置されてたのを発見したって言ってたよな?」

左右田「おう。「三人の誰かが一度トイレにでも上がった時に使ったんだろうな」って思って、適当に籠の中に放り込んでおいたぜ」

日向「そしてこれが決め手だ──大神!!」

大神「うむ。日向の言う通りに脱衣所にある女子トイレを調べて見たが……。案の定、トイレマットもトイレカバーも湿っておった。風呂に入っていた誰かが全身びしょ濡れのままトイレに入った──という紛れもない証拠だろう」

小泉「で、でもそれだけじゃあ「冬子ちゃんが」お風呂に入ってたって証拠には──」

いや、ある。……さっきからニヤニヤと腐川の方を見て笑っている「アイツ」から、俺は直接「裏」を取ったんだから──!!


日向「……十神。お前、一番最初から真相が分かってただろ」

十神「何のことだ? クックック……!」

腐川「びゃ、白夜様……」

日向「なにせ、お前が腐川に命じたんだからな。「いい加減臭う。今すぐ風呂に入ってこい」──って」

皆が見守る中、十神は平然と言い放った。



十神「──ああ、確かにそう命じたが、それがどうした?」



腐川「びゃ、白夜様……」

王馬「へー。じゃあ十神ちゃんの奴隷である腐川ちゃんがその命令に従わない訳ないよね! だってご主人様の命令だもん!! 幾ら風呂嫌いで、他人に貧相な身体を見られるのが嫌で、身体を綺麗にするのに抵抗がある腐川ちゃんでもそりゃあ風呂に入るよ!!」

山田「……そして三人にその事実を見られるのが嫌で、バスタオルや自分の着替えを持って咄嗟にトイレに籠もり──」

日向「トイレの中で持ち込んだバスタオルで身体を拭いてついでに着替えも棲ますと、三人が風呂に入ったのを確認したあとに急いでトイレから出て、三人のパンツを盗み出して脱衣所を出た──」


反論! ショーダウン!! 


「キェエエエエエエエエッ!!」っと、茶柱が大声を上げて俺の意見に反論する。


茶柱「ふっふっふ……。甘いですね日向さん。その推理には大きな矛盾があります!!」

日向「大きな矛盾……?」

茶柱「肝心の「動機」がありません!! 仮に腐川さんが三人より先にお風呂に入っていたとして、三人のパンツを盗み出すだけの動機が!! 更に言えば左右田さんには「スケベ心を持つ男死」という動機があります!! この防御を突破しない限り──」

日向「…………」

……俺は、迷っていた。「相談窓口としてのプライドを優先する」か「友人の無実を証明することを優先するか」──俺は──

重要な選択肢です。

@相談窓口としてのプライドを優先する。
A友人の無実を証明するために「我が身」を斬る。

↓3 まで


今回はここまで。ではまた、本日の8:30から9時頃にお会いしましょう。


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