日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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913: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/21(土) 17:57:36.51 ID:WRjvHMHP0

日向「まずは屋上に行くぞ! 屋上から校庭を見渡して外にいないかどうか確かめるんだ!!」

田中「承知した!! ふははははは! では行くぞ。大いなるドラゴンハントの始まりだ!!」

……ようやくいつもの余裕(覇王)が出来てきたことにホッとするべきか、それとももう一発コイツを殴るべきか判断に迷うな……。兎に角、そんな危険な奴らだっていうなら、一刻も早く見つけ出さなければ……!!


〜〜〜屋上〜〜〜


日向「よし、取りあえずここから──!」

そうやって俺が屋上から外を渡す前に、聞き慣れた声と悲鳴が屋上の奥から聞こえてきた。


オレサマ オマエ マルガジリ
イ、イテテテテテテテテ!! オネガイダカラヤメテッテバ!!


……なんだろう。凄く嫌な予感ととてもラッキーな予感が同時にする。俺は意を決して屋上の奥を覗いてみた。すると──


ドラゴン33「」ガジガジガジガジ

苗木「痛いって! 僕は食べても美味しくないよ!!」

案の定、苗木とその頭に乗っている小さなドラゴンがいた。否、正確にはそのドラゴンに頭を囓られていた。……一体なんていうコメントをすれば良いんだ? この場合……。


苗木「うぅ……! あ、日向先輩に田中先輩!! この不思議な……ドラゴン? で良いのかな? を止めて下さい!!」

日向「あ、ああ……。おい、苗木の頭から離れ──「待て、特異点!!」!!?」

苗木に近づこうとした俺に、田中が大声で警告してくる。


田中「そいつは今回の危険度2のヤバイ竜種だ! まだ幼体だが、その吐息(ブレス)は村一つを焼き尽くしてあまりあるぞ!!」

日向「は、はぁ!!?」

いやいや、んなもんが苗木の頭に噛み付いてるっていうなら尚更早く止めるべきじゃ……!!


田中「落ち着け、そいつは特殊な竜種でもあってな……。人の言葉を解す事が出来るのだ。希望の子の頭が噛み砕かれていないのも、本人的にはちょっとしたじゃれ合いのつもりなのだろう」

そ、そうなのか? 確かに甘噛みしているように見えなくもないけど……。


田中「人の言葉を解すならば、会話でケリを付けるのが一番だ。特異点よ。どうしたら希望の子の頭から離れ、俺達と共に来るのか聞いてみろ」

日向「わ、分かった。あ、あー……。こんにちは、俺は日向創だ。お前の名前は?」

ドラゴン33「……33(ミミ)」

日向「「ミミ」だな? 俺はお前達を元の世界って奴に送り返してやりたいんだが……。どうすれば俺達に付いてきてくれるんだ? 何か頼み事でもあるなら言ってくれ。出来る限り力になるからさ」

ミミ「……↓1」


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