日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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795: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/19(木) 22:44:12.31 ID:QR2lg6yF0
(苗木が)勝ったな。ああ……。


それは、苗木が息を「すうっ──」と、吸い込んだその瞬間に変わった。……何が変わったって? 『場の空気』だよ。


苗木『残酷な天使のように 少年よ神話になれ──!!』

全員『──!!!?』

苗木『蒼い風がいま 胸のドアを叩いても私だけをただ見つめて微笑んでるあなた』

どんな奴だろうが一発でその実力が分かる。苗木お前……こんなに歌が上手かったのか……!!


苗木『残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ』

凄い……。まるで苗木が、苗木誠という魂そのものが歌っているかのようにすら錯覚する。それだけの『力』が、この歌には込められていた。


苗木『この宇宙(そら)を抱いて輝く 少年よ 神話になれ──!!』

シン──と、辺りが静まり返る。苗木本人はとても不安そうに「ど、どうだったかな……?」と聞いてくるが、そんなの聞かれるまでもない。


赤松『ひゃ、100点です! 文句無しの100点!! 苗木先輩ってとっても歌がお上手だったんですね!!』

苗木「え、ええっ!? そ、そんな……。た、たまたまだよ……。それに、僕がカラオケで自信を持って皆の前で歌える歌って言ったら、これ位しか──」

舞園「凄い! 本当に凄いですよ苗木くん!! あ、声優業界とか歌の世界とか、そういうのに興味はありませんか!?」

霧切「……ええ、苗木くん。その……。と、とっても恰好良かったわよ//////」

朝日奈「//////(ポーッと頬を赤らめて苗木の事を見つめている)」

不二咲「うん! 凄いよ苗木くん!! 良かったら僕にもカラオケで上手に歌うコツとか教えてくれないかな!!」

苗木「ちょ、ちょっと皆落ち着いてってば……!!」

予想通りというか何というか、苗木lovesのみんなに詰め寄られて揉みくちゃにされている。この場の空気を一変させてくれた苗木に皆感謝していたが、唯一歯をギリギリと食いしばって悔しそうな表情をしている男が一人──


桑田「…………」ギリギリッ!!

そう、今回の依頼主である桑田だ。そりゃあ苗木が文句無しの100点を叩き出して、女性陣からべた褒めされているって状況は、こいつにとっちゃあ非常に居心地が悪いだろう。

……だが桑田よ。苗木がいつ歌ったとしても、これだけの実力があるならいずれこうなってたと思うぞ?


赤松『さぁ! 空気が最高に暖まった所で、次の人、どうぞ!!』

日向『……出番だ! ↓1!!』

↓1「これはこれでやり辛いな……。なら歌うのは↓2だ」


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