日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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703: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/17(火) 22:35:11.28 ID:Cy2iVYiO0
>>700 真宮寺「……それはこの美術館を脱出するときで良いんじゃないかナ? ──さんも言ってたよネ? 「時間がない」って」

>>701 真宮寺「それは良いかもネ。なにかのヒントになるかもしれないし、仮にボク達がここでくたばっても次の探索者達へのメッセージに……。冗談だヨ。クックックッ……!」

>>702 真宮寺「ああ、それなら心配ないヨ。前にも言ったでしょ? 『色々準備はしてくる』ってサ」


真宮寺「さてと……。じゃあそろそろ行こうか」

真宮寺の言葉に頷き、俺は絵についているドアノブに手を掛け……ってあれ? 開かな──ああそうか! ここであの「大きな鍵」を使うのか!!

俺が鍵穴にあの奇妙な色をした鍵を差し込んでぐるりと回すと、確かに「カチャリ」という音が響いた。……本当にこの先に、夜長と桑田がいるのだろうか……。妙な不安感を覚えながら、俺はゆっくりとドアを開けて、絵の中へと入る。


──???の島──


大神「……やはり「外」から見た時の通り、ここは「南国の島」のようだな……」

真宮寺「……南国の島ねェ……?」

南国の島……南国の島……。!! ああ、そうだ! 思いだした!! 


日向「ここ、夜長が言ってた「彼女の島」だ! 意味不明かもしれないけど、俺、夏休みに夢で見た事がある!!」

大神「なに……!?」

真宮寺「……根拠が「夢」っていうのがちょっとアレだけど、まぁ「だろうネ」とは思ったヨ。ここが夜長さんの心象風景を現わした絵画の中だっていうならだけど」

ならやっぱり夜長と桑田はこの近くに──!!?


……近くに居た、どころの話しじゃ無かった。二人は俺達三人の真ん前のビーチで、仲良く隣り合って座っていた。夜長に変わった部分は無いが、桑田の方には色々と「異変」が見られる。

まず、その服装が「最原」のそれへと変わっていた。髪色もオレンジじゃなくて黒くなって要るし、体つきも弱々しそうなそれになっている。……なんだ? 一体桑田に何が起きてるって言うんだ!!?


日向「夜長! 桑田!!」

俺は二人の方へと駆け寄るが、夜長はチラリと俺の方を一瞥しただけで、桑田は俺の方を見向きもしない。


夜長「……なーんか五月蠅いのがやって来ちゃったねー「終一」」

日向「……………………は?」

俺はまさかと思いながら、桑田の方をじっくりと見てみる。顔つきはまだその原形を保っていたが、眼が、鼻が、口が、徐々に「最原」に似たそれへと変わってきていた。……な、なんだよこれ? 一体夜長は桑田に何をしようとしてるんだ!!?


真宮寺「……世界の強制力を使った人格と人体の『書き換え』かナ? ……希望ヶ峰学園出身で、男で、自分とデートをしてくれるような男性、だったら誰でも良い──そんな感じの儀式だと思うヨ」

大神「……すまぬ。状況が切迫してることは分かるが、我にも分かる言葉で説明してはくれぬか真宮寺」

真宮寺は「簡単な事サ」と呟くと呆れかえった様に



真宮寺「夜長さんはネ? 「桑田」先輩を「最原」くんにしようとしてるんだヨ。恋心も過ぎれば狂気のそれだよねェ……。クックックッ……!」




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