日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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401: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/12(木) 21:19:06.02 ID:cmg6+ATj0
>>398 だけちょっと言うとは思えないので少し改変&解釈をこちらで変えさせて頂きます。


日向「……左右田に、告白しよう。ちゃんと」

小泉「…………は?」

小泉は俺の言った事が理解出来なかったのか一瞬驚いたような顔をしていたが、すぐに怒りの表情へと変わった。


小泉「……日向アンタ私の言ったこと聞いてたの? 私はね──「二人の事が大切なら!!」!!」

今の小泉は「嘘」を付いている。自分の気持ちに。今の小泉は整理が出来ていない。心と頭の。それだったら──


日向「二人の事が大切なら、なんで真正面からぶつからない? 何で二人の事を避ける? 本当に大事なら傷付く事を恐れちゃダメだ!!」

小泉「わ、私は別に……。二人の事を避けてる訳じゃあ…………」

気まずそうな、分が悪そうな、それでいてどこか苦しそうな顔を、小泉はした。……その辛そうな表情が、もう答えじゃないか。


日向「自分の気持ちに嘘をつき続けることは絶対に無理だ。だからやらない後悔よりやってから後悔したほうが気持ちに整理がつくだろ」

小泉「……………………」

日向「だから、左右田にちゃんと告白しよう。……告白して、フラれて、自分の恋心って奴とキチンと「別れ」るんだ」

そうじゃないと、いつか必ず三人の関係は破綻する。二人にとってとても大事な友達の小泉が、たった一人で苦しみ続ける事になり──きっと二人は死ぬほど後悔する事になるだろう。

……小泉は眼を閉じて暫く黙っていたが、最終的に(どこか自傷気味にではあるが)「ふふっ」と笑って


小泉「……そうね。二人に気を使っているフリをして、自分の気持ちからも二人からも逃げて……。そんなの、きっとダメなことだよね!」

日向「……ああ」

小泉はそう言って笑ってくれるが、俺はとても辛かった。でも「辛い」と思っちゃダメだ。と自分に言い聞かせ続けた。だってこれは、必要な事なんだから。三人でケリを付けなくちゃいけないことで、俺がこれ以上関わるべき事じゃないんだから……。


────


それから三日後。小泉が俺の研究教室へとやって来た。……「アンタには背中を押して貰ったからさ」と、ワザワザ事後詳細を伝えに来てくれたらしい。


小泉「学校の屋上に左右田を呼び出して告白したんだけどね。いやもうこれがバッサリフラれちゃってさ!! 『悪い、今の俺には世界一大切にしてやりたい……そんな女の子がいるんだ』なーんてお熱いこと言ってくれちゃって全くもう……。少なくとも今回の件で左右田の奴が浮気や不貞を働く可能性が無くなったって知れたのは収穫だったわ」

日向「……そうか」

小泉「うん! ……結局、アンタの言う通りだった。私、自分の気持ちからも二人に関わるのも怖くて逃げてただけだったんだよね。でも今は違うわよ? 「あー、スッキリした!!」って感じ。気分爽快……とまではいかないけどさ」

これで、三人の関係は元の……いや、今まで以上にもっと良好な物になるだろう。例え何が起ころうとも、三人の絆が破綻することは無いだろう。……だから。


日向「……ほら」

俺は、自分のポケットからハンカチを取り出して小泉に渡した。


小泉「? 何よ、このハンカチ」

日向「……目元、汚れてるぞ」

小泉「あ、あれ? お、おかしいな。どうしてだろう……。気分はサッパリしてるのに……こ、心の整理もつ、ついたのに……!!」


ウワァアアアアアアアアアアアン!! という、一人の女の子の泣き声が、俺の研究教室に響く。俺は小泉が泣き止むまで何の声も掛けず、ただただ傍にいてやることしか出来なかった。



絆クエスト 小泉真昼編 を クリアしました!! 「小泉に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 「小泉のパンツ」を手に入れました!!

──システムメッセージ──

スペシャルクエスト@開始まであと(特定の)一人です。


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