日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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316: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/11(水) 20:37:02.50 ID:aVqtGwbI0
──続き──


苗木「あ、あ、あああああああああああああ!!」

日向「王馬、お前……!!」

王馬の持っていたアイパッドにはあの映像──入間と不二咲の作ったプログラム世界で幸せなハーレム世界を築いている、堕落した苗木の姿があった──


大神「苗木、お主よもや皆とこのような事を……!?」

ソニア「ち、地球上にはハーレム制の国も確かに存在しますが……。が、学生の身分で流石にこれは……」

西園寺「……さいってー」

大神とソニアから大きな動揺が見える。西園寺など完全な傍観者の立場だったのに、今や苗木を女の敵を見るような眼で見ていた。


不二咲「ま、待って待って! 違うんだよぉ!! これはボクと入間さんが作ったプログラム世界での出来事で──!」

霧切「……プログラム世界? どういう事か説明してくれる王馬く……んじゃあ話しを余計にややこしくされる可能性があるから、日向先輩」

王馬「えちょ、問答無用で俺の証言価値否定? ヴェエェエン!! 酷i「ああ、実は──」……ねぇ、自覚も自負もあるけどさ。俺皆に無視されすぎじゃない? ねぇってば」

俺は事情を知らない皆に詳しく説明した。この映像は(なぜ王馬が持っているアイパッドにそれが納められているかは知らないが)入間と不二咲が作ったプログラム世界での出来事だという事。そのプログラム世界では男子によるハーレム制度が法律で許されていて、苗木はただそのプログラムに振り回されていただけだという事を──


大神「……なるほどな、事情は把握した。だが……」

ソニア「げ、現実世界の出来事では無かったのですか! ま、まぁそれなら──」

終里「……はっ! 現実って言う枷から外されて、ようやく苗木の本性って奴が現われたわけだ。なぁ?」

終里がニヤァと歯茎を剥き出しにして苗木のことを睨み付ける。


終里「現実じゃねぇから何やっても良い? ハッ! 確かにそうかもなぁ!! でもよ、これでコイツの性根って奴が明らかになったわけだ!!」

苗木「…………」

王馬「そう! 苗木ちゃんは本心では「誰も捨てたくない!!」「全員自分の女にしたい!!」「むしろもっと大勢の女達に囲まれてハーレム生活を送りたい!!」って考えてる正真正銘のクズ男だったって訳!! 「これは異常だ」って忌避感を感じて、すぐさまその場から逃げ出した日向ちゃんとは大違いだよねぇ!!」

苗木「…………」

あれだけ希望に満ちていた苗木の瞳から、急速に光が、希望が失われていく。……ええいダメだダメだ!! 苗木の「正しさ」は「希望」は、まだ捨てられちゃいない!! こんな所で折れて良いもんなんかじゃない!!



日向「──それは違うぞ!!」



俺は王馬の意見を論破すべく、全力で言葉を放つ。


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