日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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314: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/11(水) 20:34:48.84 ID:aVqtGwbI0

ここで初めて王馬が会話に割り込んで来た。ニヤニヤと笑みを浮かべているその表情はこれ以上なくイヤらしく、何かトンでもない事を企んでいるというのが有り有りと分かる。


西園寺「どうしたの王馬? 折角話しが良い方向に纏まりそうだったのにー。正直もう付き合うの飽きて来ちゃったんですけどー?」

王馬「いやいやもうちょっとだけ待っててよ西園寺ちゃん! ここからが面白いところ何だからさ!!」

……なんだ? さっきから猛烈に嫌な予感がする。王馬は一体何を企んで──。そう思っていると、王馬は懐から何かを取りだして、天高く掲げた。


王馬「ジャジャーン! これなーんだ!?」

大神「……なんだ? ただの「あいぱっど」とか言う物の類種ではないのか?」

王馬「まぁ似たようなもんだね。……今までの皆の主張はさ「苗木ちゃんの性根が悪人じゃない、常識もモラルもある善人だ」って前提がある訳でしょ? ならさ……。その「前提」ってのが無くなっちゃったら一体どうなっちゃうんだろうね?」

朝日奈「……どういう事? さっきから話しが見えないんだけど──」

王馬「今から皆に見せてあげようと思ってさ! 「苗木ちゃんの本当の性根」って奴を!」

そうして王馬はアイパッドに似た薄手のデバイスの電源を入れ、あるファイルを起動させてそこに納められていた映像を皆に見せる。そこには──



ソニア「……なっ!?」

大神「これは……!?」

西園寺「……ど、どどどどういう事!? 苗木お兄ってばいつの間にこんな……!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜


苗木「ん……。もう、千尋は甘えん坊だなぁ」

千尋「えへへ……。ごめんなさい」

さやか「誠くん、私にも! 私にもくださ──んっ♪」チュッ

葵「次! 次は私ね!!」

響子「誠くん。誰かを忘れていやしないかしら?」

苗木「安心してよ。僕はちゃんと全員にキスするつもりだからさ」

苗木loves「「「「誠くん……♡」」」」


〜〜〜〜〜〜〜〜


朝日奈「!? こ、これって何なの!? 一体どういう事!?」

霧切「……………………」

不二咲「え、ええっと。これは、その……」

舞園「な、苗木くん……」

王馬「──ね? 苗木ちゃんの本性って奴が分かったでしょ? 特にそれを実際に見た日向ちゃんにはさ!!」

苗木「あ、あ、あああああああああああああ!!」

日向「王馬、お前……!!」

あの映像──入間と不二咲の作ったプログラム世界で幸せなハーレム世界を築いている、堕落した苗木の姿があった──


──続く──


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