日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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30: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/05(木) 22:36:18.71 ID:uKqEVWeV0
俺はその日、この夏休みの中でも過去最大に気を張る日になったと言っても過言ではなかった。……それもこれも、あの79期生史上最悪の悪戯小僧のせいだ……!!


日向「ふぅ……。やっぱり今日もあっついなぁ……」

俺は夏休みの日課となったランニングをするため、専用のシューズを履いて街の中を走り回っていた。……そうこうしている内に「例の」住宅街への曲がり角へと辿り着く。
……あの日の事が、もう図分昔のように思える。忘れてしまいたいが、どうしても脳内に残ってしまっている澪田と罪木、二人のとても綺麗な……。


日向(いやいやダメだダメだ! 煩悩退散煩悩退散!!)

俺は首をブンブンと横に振ると、一心不乱に街を駆けずり回り──


日向「……どこだ、ここ?(滝汗)」

最終的に迷子になってしまっていた。地図アプリが入っているスマフォの電源を入れようとするが、こんな時に限って充電は切れてしまっているし、街の風景も全く見覚えの無い場所だ。……ヤバイ。高校三年にもなって街中で迷子とかシャレにならないぞ……!?
俺が大まじめに焦りだしたその時。上空に見覚えのある「煙突」が見えた。


日向(!! あの銭湯だ、あの混浴銭湯の煙突だ!!)

見覚えがあるそれを見つけ、俺の精神は一気に安定する。結構遠く離れてしまっているが、大まかな場所さえ分かれば問題無い。俺はあの銭湯がある場所目掛けて全力で突っ走り始めた。

〜〜〜〜

日向「ふぅ……。ふぅ……。つ、ついたぁ……!」

何十分か掛けて、俺はようやく「例の銭湯」に到着する。もう全身汗びっしょりで、正直このまま風呂に入って行きたい気分なのだが、もし万が一あの時みたいな事があったらいけないし、ここはとっとと家に帰ってシャワーをあび──そんな事を考えていたとき、銭湯の中から大きな声が響いてくる。


──おー! 終一のおち○ちんアンジーの想像以上におっきいねー!! 触ってもいーいー?

──だ、ダメだよアンジーさん。僕達はただお風呂に入りに来ただけなんだから……

──えー! 最原ちゃんってやっぱりムッツリだねぇ。ただアンジーちゃんに「身体を洗って貰う」だけじゃない。なにをそんなに焦ってるの−?

──うぅ……でもぉ……


その響き声を聞いた瞬間、俺は全力で銭湯の中に入り、(入浴料は「お釣りはいりません!」と言って千円札をお婆ちゃんに叩き付けた)急いで服を全て脱ぐと、タオルを腰にシッカリと巻いて入浴場への扉を開ける。


最原「あ、あれ? 日向先輩……?」

アンジー「おー! 創じゃない!! 最近よく会うねー!!」

そこには俺の想像通り、素っ裸の最原と夜長がいて──


王馬「あれー? 日向ちゃんもお風呂? もしかしてこの間の「アレ」で味を占めちゃったとK「うぉらああああああ!!」ってあっぶな!? な、なんでいきなり風呂桶を投げつけられてるの!? 俺、なにか悪いコトした!!?」

悪い事しかしてねぇだろうがこの野郎!! と言わんばかりに、俺は歯をむき出しにして王馬を睨み付ける。……前の混浴事件の元凶犯はお前だって当たりは付いてるんだよ!! 霧切にも「絶対他言は無用」と言って詳細を話して経緯を調べて貰ったからな!! お前と入間だけは絶対許さない!!


王馬「あ、あれれ? 日向ちゃんもしかしてガチギレしてる? ちょーっとあめ玉をなめて貰っただけjy「どらぁあああああああ!!」──っと、今度は肉弾戦できたかー。日向ちゃんってば最近真面目にトレーニングしてるらしいし、こりゃあ分が悪そうだねぇ。というわけで俺はこれにて失礼させて貰うよ!!」

俺は王馬に跳び蹴りを放つがあっさりと交わされ、脱衣場の方へと逃げられる。「逃がすかこの野郎!!」と言わんばかりに全力で後を追うが、王馬は「自分(の小学生に見える体格)ならトランクス一丁で構わない」と判断したのか、トランクスだけを履き、他の服は両手に抱えて銭湯を飛び出して行った。

ええいクソッ!! 王馬に対する報復はいつか必ずするとして、今はあの時の俺達と同じ状態になってしまっているであろう最原と夜長を止めなくては!!

俺は急いで浴場内に戻る。そこには……↓1高コンマほど「ヤバイ」状態。



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