日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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104: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/07(土) 17:15:15.12 ID:28WfEaRV0
日向「……悪いけど、それは出来ない」

アンジー「…………」

俺は、夜長の誘いを断わった。それはきっと、この島に招待される前から……。夜長の依頼を解決して「島に移住してよ!」と言われた時から決めていた事だったんだ。


アンジー「なんで? どうして?? 創はアンジーの島の何が嫌だって言うの???」

日向「『天国』って奴は、生きている間には行けない物さ。それに、ずっとここに居たら堕落しちまう」

そうだ。ここは正に楽園……天国みたいな場所だ。だから生まれてからずっとここで過ごして来た島の住人達ならまだしも「外」の世界からやって来た人間は、きっと堕落する。考える事を止め、ただ只管悦楽を貪るだけの存在になる……。人として大切な物を失ってしまうだろう。


アンジー「『堕落』? そんなの神様の言う通りにしてればどうにでもなるよー!! 創は神様を信じられないの? 背信者にはバチが当たるんだよ?」

日向「俺の進む道は、俺を信じて俺が選ぶよ。今はまだ分からないけど……。でも、絶対にそうする。神様を信じる信じないは別の話としてな」

アンジー「……その先に、何があるか全然分からなくても?」

日向「だから面白いんじゃないか。それに俺は一つの場所にずっと居続けるより、風になってどこへともなく飛んでいけるような……。そんな自由な人間でありたい」

そうだ。例えどんなにこの島が素晴らしくても、俺の『未来』はこの島には無い。俺の『希望』もこの島には無い。


日向「だから、どうしてもお前が「この島に来て欲しい」って言うなら、たまーに遊びに来るよ。思いっきり遊んで、この島を満喫して、次の機会を楽しみにしながら『自分の居場所』に帰るんだ」

アンジー「……そっか」

夜長はホンの少しだけ寂しそうな顔をすると


アンジー「じゃあアンジーの島一日体験ツアーはこれでお終いだねー!!」


そう言った。するとその途端、俺は自分の意識を保てなくなり、後ろに倒れて────気がつくと、いつもの家のベットで寝ていた。「ああ、やっぱり夢だったんだな」と俺が思った時、スマフォに着信があった。……夜長からだ。



アンジー『約束だよ、創。アンジー、創が遊びに来てくれるの楽しみに待ってるからねー!!』



たった一言。そうとだけ言われて通話を着られた。俺がこの夏で体験した中でも、とびっきり不思議な出来事だった。



絆クエストクリア! 「アンジーに助けを求める」の難易度が更に下がりました! アンジーのパンツを手に入れました!!


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