【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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37: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/15(金) 21:57:57.42 ID:zl78yZoQ0

それでも、今の私の意志はちゃんと固まってる。
他の人の支えがありながらだけど、ちゃんと生き抜こうと決めた。
ルカさんの思いに一番間近で触れた私が生き抜くことで守れるものがきっとあるから。

にちか「甜花さん……お願いです。死ぬべきなのは自分だったとか、そんな虚しいこと……考えないでください!」

甜花さんにもそうであってほしいと願って、私は手を差し伸べた。
私の背中に生えた翼はもう血で汚れて、穢れてしまっているだろうけど……悪魔が心変わりしたっていいじゃん。

甜花「七草、さん……」

霧子「甜花ちゃん……胸に手を当ててみて……」

甜花「……」

霧子「トクン、トクンって音を感じるでしょ……?」

霧子「それは甜花ちゃんと一緒に歩いてきた200グラム……甘奈ちゃんと同じ200グラムだよ……」

甜花「なーちゃんと、同じ……」

霧子「だから、甜花ちゃんが生き続けてる限り……甘奈ちゃんも生き続けてるんだよ……」

甜花「そ、か……甜花は今もなーちゃんと一緒に、生きてるんだね……」

愛依「うん! そーだよそーだよ! 家族の血の繋がりって切っても切れないかんね!」

私たちの言葉を受けて、甜花さんは表情を一変させた。
これまでずっとみてきたどこか自信がなさそうな表情ではなく、輝きとまではいかずとも、確かな光の携えた凛とした表情。
その表情に、ほんの少しだけ……甘奈ちゃんが重なって見えた。

恋鐘「よーし、そんなら地上にうちらも戻らんね! みんなで揃って新しい一歩を踏み出して行くばい!」

透「だね。レット・イット・ビー」

真乃「うん……行こう!」

エレベーターにみんなで揃って乗り込んで、地上へと戻っていった。
きっとこれから先の未来には、みんなで歩む未来には、燦然と輝く光があると信じて。



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