【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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202: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/25(月) 21:17:48.53 ID:51ANf8D80

恋鐘「霧子〜! にちかたちが話があるって来てくれたばい!」

すぐに扉は開かれ、中からは幽谷さんが姿を現した。
私たちはすぐに上半身を伸ばして、部屋の中を覗き込んだ。

円香「……」

凛世「ま、円香さん……!」

樋口さんは後ろ手に拘束され、部屋の中のアルミ棚に縛り付けられていた。
足元には空になった食事のプレートが置いてある。
最低限の面倒はちゃんとみているらしいが、とても共に生存を目指す仲間にする仕打ちとは思えない。

霧子「今はまだ、円香ちゃんにもお話をしてる最中なんだ……いつかは円香ちゃんにもコロシアイから降りてもらえるように、説得を頑張ってるんだけど……」

樋口さんの瞳にはまだ、突き刺すような鋭さが残っている。
身柄は抑えられても心が折れてはいないらしい。とりあえずのところはホッと胸を撫で下ろす。

霧子「それより……お話って何かな?」

にちか「あー……それは……」

どこから切り出したものか。蘇りの儀式の中止、生徒会の解散……目指すべき目標はいくつかあるけど、この場でそう迂闊に口にしていいものか。
生徒会のメンバーが取り囲む中で、そんなことを口走れば私たちも樋口さんの二の舞になりかねない。

にちか「えっと……ですね……」

言葉を探して、視線も右往左往。真乃ちゃん、杜野さん、芹沢さんも説得の言葉自体は用意していなかったらしく、不自然な静寂が流れた。
無音の中をあてもなく彷徨っていたけど、ある一点で私の視線の旅は突然に終わる。



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