【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2023/09/24(日) 21:36:19.77 ID:Kf3Gc8gd0
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【にちかの部屋】
【キーンコーンカーンコーン……】
モノダム『……才囚学園放送部ヨリ、夜時間ノ放送ダヨ』
モノダム『オラ一人デオ伝エスルヨ』
モノダム『モノタロウ、モノファニーハ二人デ仲良シシニ行ッチャッタカラ……』
モノダム『オラハオ留守番ナンダ』
モノダム『……』
モノダム『…………』
プツン
散々日中に足掻きはしたけど、生徒会の人たちの暴挙を抑えることは叶わず、あの屍者の書を取り戻すこともできなかった。
彼女たちは自分自身が正しいと信じて疑わない。霧子さんに完全に依存しているのだから、霧子さんが折れでもしない限りは進展はないだろう。
そんな生徒会が幅を利かせている学園なわけだけど、私はどうしても争わねばならない理由があった。
夜時間の行動の禁止、生徒会によって設けられたルールだけどこれを守っていたんじゃ樋口さんに会うことができない。
樋口さんの疑いを晴らすため、ひいてはこの学園の真実を解き明かすため。私は自分の部屋を抜け出さなくちゃいけなかった。
扉が音を立てないように、ゆっくりとドアノブを引いて、扉を開けた。
そろりそろりと抜き足差し足。階段の音も立てないように、息も荒げないで緩慢な動作で下っていく。
誰にもバレていない、そう思ったのだけど。
「にちか、ちょっと待たんね。どこに行くつもりばい?」
「ひゃうううう?!」
不意に声をかけられたことで、冷や水をぶっかけられたみたいな声が出た。
慌てて振り返ると、そこには【恋鐘さん】の姿があった。
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