【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
1- 20
127: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/20(水) 22:28:25.20 ID:M+ISIvdH0

にちか「見えない真実があるんだったらそれを知ろうと全力で向き合わなきゃ! 誰かに流されて信じたり、信じなかったりするのって無責任なんじゃないの!?」

それが分かった瞬間に、ザクザクと胸が抉られる音がした。
灯織ちゃんに向けていたはずの刃が全て自分へと帰ってきて、そこから溢れてきた液体が俄かに熱を冷ます。

にちか「……あ、ごめん! わ、私何言っちゃってるんだろ……! 灯織ちゃんのことを裏切った前科もあるような人間なのに……こんなのいう資格なさすぎだよね……」

私は慌てて自分の非礼を詫びた。
自傷行為の当て馬に相手を使った図々しさと醜さに自己嫌悪が溢れ出す。

灯織「ううん、大丈夫……にちかの気持ちは伝わった。だから、これ……使って?」

にちか「え……? ハンカチ……?」

灯織「すごい顔してるから、にちか」

そんな相手にも掬い上げるための道具を貸してくれるなんて、本当にできた友人だと思う。
私は青いハンカチを目頭に当てがい、何度もありがとうと口にした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
451Res/451.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice