【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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106: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/20(水) 21:57:14.34 ID:M+ISIvdH0
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その日の夕方、私は制服から着替えて間もなく、テレビの前でゴロンと横になっていた。
クッションを枕みたいにして、あてもなくネットの海を指先で航海しながら、欠伸をする。
時計の針は18時を指そうかという頃だったと思う。

「にちか〜、郵便見てきてくれる〜?」

台所の方から、お姉ちゃんの声が聞こえてきた。
今日は珍しくパートが早上がりだった。これ幸いとばかりに私は当番を姉に押し付けたのだ。

「えー、今忙しいんですけどー?」

特に理由なく姉のお願いを断る。
一度横になると、立ち上がるのにはかなりの力と覚悟が必要だ。
今はその出力が億劫で、適当な返事をする。

「寝っ転がってスマホいじりながら言われても説得力ない〜。今お姉ちゃんキッチン離れられないんだからちょっと見てきてよ。夕方の分来たっぽいから」
「ちぇー、めんどっちいなぁ」

何回断ってもダメなやつだと理解した私は観念して立ち上がる。
疲れた体にのしかかる重力を感じながら、ヨタヨタと玄関口へと向かった。
アパートの野晒しになった階段を音を立てて下る。集合住宅のポストは離れにあるのがわずらしいなとつくづく思う。
あんまりラフな格好で出ればご近所のおばさんの目につくから、最低限の身だしなみぐらいはしていかなくちゃいけない。



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