日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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960: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/04(水) 20:50:58.50 ID:QZll/3e50
……その「約束の日」は夏休みが終り、暫く経ってから訪れた。



霧切「……面白い物は何も無いところだけど、座って頂戴」

日向「……ああ」

俺は霧切に案内された場所──「超高校級の探偵の研究教室」へとやって来ていた。「何も無い」とは言ったが、部屋に備え付けられてある本棚には推理小説や犯罪心理学に関すると思わしき大量の本や、事件の事後ファイルが納められて居るであろう棚など、割とゴチャゴチャしているように見える。


日向「……で、霧切。お前は俺に一体何の相談があるんだ?」

二対ある椅子の片方に遠慮無く座らせて貰った俺が、同じく椅子に座った霧切に問いかける。彼女は暫く押し黙っていたが、ある程度経った後、ボソッと口を開いた。


霧切「……たった一つ、質問に答えて貰うだけだからそう時間は掛からないわ。……そうね。あるところに、一人の女子高生探偵がいたとしましょう」

日向「…………」


その女子高生探偵には一人の妹みたいな存在が居て、一緒に幾つもの難事件を解決してきたの。最初は互いにぎこちなかったんだけど、一緒に事件を解決していく内に二人の絆は、堅く、深い物になっていった。
……ある時、その二人はある天文台に呼び出されてね? そこで起こった難事件を解決しようとしたんだけど……その妹さんは途中で「ある推理」に辿り着いてしまったの。──この事件の犯人は、その女子高生探偵である可能性が一番高い、ってね。
勿論、最初は動揺したし、そんな推理信じたくもなかったでしょう。でも調べれば調べるほど、考えれば考えるほど思考の沼に嵌まっていって、いつしか「その女子高生が犯人だと思えないのは自分の感情に振り回されているからだ」って結論に達したの。

……でも真相は違った。その女子高生はあまりにも巧妙な罠とトンでもない偶然で造り出されていた「偽装された犯人」だったの。……その事件の結末は真犯人に道連れにされそうになった妹さんを庇って、女子高生探偵が死んだ──って話しなんだけど──


霧切「ここで質問よ。……その女子高生探偵が最期に妹さん願ったのは、想った事は、一体何だと思う?」

日向「……↓3」

↓3までの意見を統合して、>>1が良い感じになるように纏めます。


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