日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/10/03(火) 23:32:19.86 ID:DH4hXlgR0
日向 777(トリプルゾロ目)+10=87 凄まじい集中力だ! もう少しで「次の領域」に到れるかもしれない!!
九頭龍 38+20=58 ギリギリだが、目標は達成出来た。
最原 63−30=33 やはり何かが気に掛かるのか、最後まで精神統一に集中出来なかった。
日向「────────」
……静かだ。俺はいつから「ここ」にいるんだろう。九頭龍、最原と共に辺古山に稽古を付けて貰っていた事までは覚えているんだが……。これが「精神を研ぎ澄ます」って事なのか?
俺が暫くの間そのままの状態でいると「ここ」に俺以外の誰かが二人がいるのが感じ取れる──一人は髪が地面まで伸び、深紅のように紅い眼をした不気味な男。ありとあらゆる才能を持つ全能の神にも、絶望に落ちた堕天使にも見える……。そんな男。
もう一人は、俺とそっくりな顔つき、体つきをしているが、髪が白銀に、眼が真紅のように輝き、その身からあふれ出るオーラは未来への希望に満ちている。万能でも全能でも無敵でも最強でもないが、強くて温かい光を感じるような……。そんな男。
──なた
そこに、突如として雑音が入って来た。……五月蠅いな、もう少しで何かが見えそうなのに──
辺古山「おい日向!!」
日向「おわぁっ!?」
その大声に、俺は驚いて意識を覚醒させた。キョロキョロと辺りを見回してみると、そこは確かに九頭龍組が経営する剣術道場で、あの「二人」の姿はどこにも見えない。
辺古山「……よっぽど精神統一に集中出来ていたんだろうが……。すまない、次の稽古の時間だ。竹刀を持ってくれ」
日向「あ、ああ……」
そうだ、トレーニングはなにも座禅だけで終わりでは無い。次は竹刀を使った修行に移らなければならないのだ。俺はゆっくりと身を起こして、辺りを確認する。九頭龍は大丈夫そうだが、最原が……。
最原「い、痛いよぉ……」
辺古山にぶっ叩かれ続けたのが堪えたのか、メソメソと、まるで子供のように泣いていた。……最原、お前本当に何があったんだ……? 次の稽古に移る前にそっと最原に聞いてみたところ
最原「あの……。今日百田くんと春川さんが二人で出かけるって聞いて……その、邪魔しちゃ悪いと思って……」
ああ、なるほど……。つまり友人二人の付き合いが上手く行くかどうか気になりすぎていたと。そりゃあ最原も座禅に集中するのは無理ってもんだわな。
最原「……日向先輩は凄いですね。一体どうやったらあそこまで精神統一が出来るんですか?」
九頭龍「俺も気になるな。日向お前、本当に座禅を組むの初めてか? 完全に玄人のそれに見えたんだが」
日向「初めて、な、筈なんだけど……」
……あの時見えた「二人」は一体何だったんだろう……? そんな疑問を蹴散らされるかのように、その後俺達は竹刀を持った辺古山にしばかれまくられたのであった。
九頭龍・辺古山・最原との絆値が上がりました!!
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