日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/30(土) 22:25:15.11 ID:kBUcgJoc0
澪田「では次、蜜柑ちゃん! 張り切ってどうぞ!!」
罪木「わ、私はそのぅ……。が、学校の階段で転び駆けた時に日向さんにお姫様抱っこで助けて貰った時……です」
カアァアアアアアアッっと顔を紅くして下を向く罪木。ああ、そう言えばそんなこともあったっけな。怪我をすると危ないからって踊り場まで俺が抱きかかえてやった時の話しだ。にしても結構前の事なのによく覚えてるなぁ。そんなにお姫様抱っこが恥ずかしかったんだろうか。だとすると少し申し訳ない気持ちになってくるな。
澪田「たっはー! ソニアちゃんといい蜜柑ちゃんといい、創ちゃんはトンだプレイボーイっすねー!! よっ! この色男!!」
と、澪田がからかってくるが、そんな訳ないだろうに。第一俺がプレイボーイだってんなら実質公認の四又をしている苗木はどうなっちまうんだ。
澪田「……ま、唯吹も創ちゃんの事なんすけどね」
罪木「ふ、ふゆぅ!? み、澪田さんもですかぁ!!?」
今の今まで下を向いていた罪木が、ガバッと顔を上げて澪田の方を見る。また俺の事か? 俺、澪田になにかしでかした事あったっけか?
澪田「覚えて無いっすか? ほら、ついこの間の夏フェスの時に──」
日向「……ああ、あれかぁ」
そう言われて、俺はようやく思い出す。あの楽しかった夏フェスの最後。フェスを終わらせたくない一部の過激なファン達の熱烈なアンコールに、澪田が困り果ててた時だ。俺は咄嗟に前に出て、
『「今」このライブが終わっても、また次の……「未来」のライブがあるじゃないか!! 寂しさも切なさも、その時までの辛抱だ。未来への「希望」に変えれば良い!!』的な事を言って、過激なファン達を静まり返りさせたのだ。観客達からの大きな声援と割れんばかり拍手という、過ぎたる報酬まで貰って。
澪田「あの時創ちゃんが言ってくれた事……。唯吹、とっっっても嬉しかったっす。ああ、創ちゃんが唯吹を護ってくれたんだって考えると、こう、ライブの絶頂期みたいに胸が高鳴るんすよ」
澪田はそう言ってくれるが、俺は別に大した事などしていない。澪田が頑張って創りあげたあの楽しいフェスの最後を、後味を嫌な物にしたくなかった──ただそれだけなんだから。
〜〜それから数分後〜〜
澪田「……さてと、それじゃあ唯吹達はそろそろ上がるっすね」
日向「おう、のぼせる前に早めに上がっとけ」
罪木「そ、そうですね。そろそろ失礼させて貰いますぅ……」
二人が浴槽から出るのを見て、俺は改めて二人の身体を観察する。……ソニアもだったけど、本当に綺麗な身体してるよなぁ。澪田は胸は然程大きくないが、スラッとしたモデル体型の身体をしているし、罪木はやはり胸と尻がデカく、そのグラマラスな体系の魅力がタップリと溢れている。
澪田「──あ、そうそう。これだけ聞いておきたいんすけど──」
日向「ん? なんだ?」
澪田は彼女にしてはモジモジと、恥ずかしそうに両方の左指をツンツンしながら聞いてくる。
澪田「い、唯吹達の身体……どうでしたか?」
日向「……最高だったよ。「福眼」ってのはこの事だなって思わされた!」
罪木「そ、そうですかぁ……。えへへぇ……」
罪木のその言葉を最後に、二人は浴場から出て行った。
〜〜〜〜次の日〜〜〜〜
↓1 日向
↓2 澪田
↓3 罪木
高コンマほど昨日の媚薬が効いていた時の事を覚えている。
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