日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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761: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/29(金) 22:31:41.71 ID:jCOCxUTa0
>>760 そうですが、そもそも「運転」が出来ないと意味無いので。

太和田 95+20=115
終里 58−20=38
王馬 95+30=125
日向 01+20=21

──その「レース」は、上位陣だけ見れば正しくデッドヒートだった。


太和田「オラアアアアアアアアアア!!」

太和田が無茶苦茶なドリフトで急なカーブを強引に進めば──


王馬「にししっ! こういうのはテクニックを使わなきゃね!!」

王馬が太和田の強引なドリフトの影響で開いた内を冷静に責める。流石は太和田と王馬だ……二人ともこの「バイクレース」を知り尽くしている!!


終里「だーっクソッ! おい、このオンボロバイクぜんっぜん俺の思った方向に進んでくんねぇんだけど!?」

そんな二人に対し、大苦戦しているのが終里だ。どうやら前に進むことは出来る様になったらしいのだが、左右の制御が上手く行かないらしく、峠の辺りでガードレールにぶつかりまくってウロチョロしている。


太和田「負けるかぁああああああああああ!!」

王馬「にししっ! 流石は太和田ちゃんだね!!──それじゃあ俺も「本気」だしちゃおうかな!!」

ゴール目前で、太和田と王馬のデッドヒートが続く。そして、この勝負を決したのは──


王馬「──げっ! 石丸ちゃん!!」

太和田「はあっ!? ……おい、兄弟がどこに──あああああああああああああ!!?」

王馬「にししっ! 嘘だよっ!!」

王馬お得意の「嘘」だった。太和田は王馬の付いた嘘に惑わされ、ホンの一瞬だがバイクのアクセルを踏むのを止めてしまったのだ。「王馬テメェ!!」という太和田の怒鳴り声が響く。


王馬「いやー、これっぽっちの嘘で動揺して負けちゃうなんて、太和田ちゃんも詰めが甘いねぇ。それと「盤外戦術」って知ってる? ルールに「何でもありだ」って最初に言ったのは太和田ちゃんでしょー?」

太和田「グ、グググググググググ! 「本物」のレースならぜってぇ負けてねぇのに……!!」

そう、これが本物のバイクレースならば太和田がぶっちぎりで勝っていただろう。──俺達が今やっているのはバイクレースを模したゲーセンの「ゲーム」だ。最新式の3Dモデルを使用しているらしく、躍動感や臨場感もあり、全国各地で大好評らしい。
今日はそのゲームを四人で遊ぶことになっていたのだが……


終里「クッソー! やっぱこういうのは性にあわねぇ!!」

王馬「終里ちゃんはそうだろうねぇ。バイクの免許なんて絶対に習得出来ないだろうし……。ってあれ? そう言えば日向ちゃんはどこ走ってるの?」

日向「……お前、分かった上で言ってるだろ……」

俺はと言えばスタート直後の峠の入り口で右往左往しているぶっちぎりの最下位。太和田曰く「……先輩はその……練習すればなんとかなると思うっすから……」と励ましてくれたが……。
今度七海にレースゲームの基礎、教えて貰おうかなぁ…………。


太和田、王馬、終里との絆が深まった!!


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