日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/28(木) 23:09:11.67 ID:anMNCOuZ0
日向の活躍度 39
終里の活躍度 00(スパクリ)+20=120
──それは、俺が早速手にした剣で田中・ビンセント・パイクに斬りかかろうとした一瞬前に起こった。
終里「──オラァ!」
終里が先ほどの鬱憤を晴らすが如く、田中・ビンセント・パイクの鳩尾に思いっきり渾身の蹴りを放つ。超高校級の体操部である終里の蹴りをモロに喰らった田中は、一気に壁際まで吹き飛ばされた。
田中・ビンセント・パイク『なっ! ちょ、貴様、まっ──!!』
大慌てで体勢を立て直そうとする田中だが、時既に遅し。
終里「──オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオオらオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!」
完全に戦闘スイッチが入ってしまった終里に身体全体をフルボッコにされ、あっという間にピクリとも動かなくなってしまった。……今更だが、終里をこのゲームに参加させたの、間違いだったんじゃないか? 思わず唖然とする俺とソニアだが、ソニアは「ハッ」と気づくと慌てたように言う。
ソニア・シャルロット・ディオール「で、伝説の剣です!! 伝説の剣で首を絶たなければ不死の存在である田中さんは幾度でも蘇ってしまいます!!」
日向「お、おう……」
俺はソニアに言われた通り、ピクリとも動かなくなった田中・ビンセント・パイクの首を手にした剣でスパンと刎ねる。……なんとも味気ない結果となってしまったが、これでゲーム終了……。俺がそう思った、次の瞬間。
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
終里「うおっ!? な、なんだぁ!?」
突如として手術室が揺れ出し、倒したはずの田中・ビンセント・パイクの声が部屋の中に響いた。
田中・ビンセント・パイク『く、ククククク……流石は伝説の勇者よ……。だが、我とてこのまま終わるつもりは無い……! 黄泉の門を完全に開き、貴様ら諸共道連れにしてくれるわ!!』
いや、俺殆ど何もしてないんだが……。そうツッコむ間もなく、手術室の揺れはドンドンと大きくなっていく。
ソニア・シャルロット・ディオール「……こうなっては仕方ありません。私がヒトミゴクウとなって黄泉の門を閉じます!! 勇者様はお仲間と共にスタコラサッサと逃げて下さい!!」
日向「そんな…………!!」
自分を犠牲に、俺達を逃がそうとするソニア。そんなソニアに俺は……↓2
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