日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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723: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/28(木) 22:42:52.71 ID:anMNCOuZ0
>>721 大正解 ボス戦の難易度が1下がりました。


俺と田中の「誕生日の合計値」……つまり、0101+1214=1315!! これが俺の答えだ!!

──ガチャン! と扉のロックが外れる音が聞える。

終里「おお、やるじゃねぇか日向!」

と俺を称える終里と共に、俺達は手術室の中へと足を踏み入れた──


〜〜〜〜〜〜

田中・ビンセント・パイク「ククク……よもや本当に現われるとはな! 伝説の勇者よ!!」

巨大な手術室の奥の奥。非常口と書かれている扉の前に、田中はいた。いつも着ている漆黒の衣装はリッチーを模した物になっているからかボロボロで、顔の半分には髑髏の面が付けられている。……中々に凝った衣装だ。役になりきっているのか、いつもよりもノリノリな気もする。


ソニア・シャルロット・ディオール「ああ! 本当に……。本当にいらして下さったのですね、我が祖国に伝わる伝説の勇者様!!」

一方、ソニアは所謂パーティードレスを着て、鉄の鎖で雁字搦めに縛られていた。田中同様、俺を見て眼を輝かせていることといい、この二人の思惑通りの展開になっているようだ。……仕方が無い、最後までこの茶番に付きあってやるか。


日向「ソニアを放せ! 田中・ビンセント・パイク!!」

田中「ククク……実に勇んだ声だがもう遅い! 黄泉の門は開かれ、我が本体を地獄の底から呼び出す準備は整っ「おらぁあああああああ!!」あっぶな!! き、貴様、敵が喋っている時は攻撃をしてはならぬという世界条約を知らんのか!?」

終里「あん? だってこのあとらくしょん? 田中をとっちめればオレらの勝ちなんだろ? だったら──」

日向「あー、終里? 多分勝利条件は「田中が呼び出す何か」を倒す事だから、田中本人をとっちめても意味無いと思うぞ?」

俺が咄嗟に終里にそう言うと、彼女は「なんだよ、面倒臭ぇな……」と渋々拳を引いてくれた。危ない危ない……もう少しで二人が折角用意してくれたこの特別アトラクションが台無しになるところだった……。


田中「と、兎二角だ! 貴様ら脆弱な人間など、我が本体の敵では無い!! すぐに討ち滅ぼしてくれるわ!!」

田中がそう言うと、手術室全体に煙幕が放たれ、視界が全く効かなくなる。数秒後、俺達の目の前に現われたのは──


田中・ビンセント・パイク『ヴォオオオオア゛アァアアアアアアアアアア!!』


肥大化し、某ゾンビゲームに出てくる「タイ○ント」の様になった田中・ビンセント・パイク(の人形)だった。……こいつを倒せば晴れてゲームクリアって訳か。よし、気を引き締めていくか!!

↓1 日向の活躍度(+20)
↓2 終里の活躍度(+20)




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