日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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633: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/25(月) 23:05:27.03 ID:4iMSsH/A0
日向「ぐ、ぐぉおおおおおおおおおお!!」

俺は炎天下の中、海辺の砂浜で、車のタイヤを腰に括り付けた縄で引っ張っていた。何をしているのかと聞かれれば、苦行(トレーニング)と答える他無い。


九頭龍「う、ぉらあああああああああああああ!!」

弐大「もっと、もっとじゃ! もっと足腰に力を溜めて、一歩一歩を踏み出すんじゃあ!!」

その苦行に参加しているのは俺だけじゃない。俺と同じく、興味本位で付いてきた九頭龍(後悔はしていないと言い張っている)と、夏休み前から弐大に特訓を付けて貰っているというあいつ──


左右田「ど、らぁあああああああああああああああああ!!」

左右田の三人で、弐大にトレーニングを付けて貰っていたのだ。車のタイヤ引きなんてやった事もなかったが、これは確かに滅茶苦茶キツい。砂に足を取られてしっかり一歩一歩足を踏み込まないと前に進めないし、ただでさえタイヤが重いのだ。
炎天下の中と言う事もあり、気力と体力のゲージがゴリゴリと削られていく。弐大が「熱中症には要注意じゃあああああああああ!!」と、特製のスポーツ飲料を渡してくれるから熱中症になる心配はなさそうなのだが、これをあと〜〜qやれって……それもうプロのトレーニングとほぼ変わらないんじゃないのか?


日向(それにしても……)

左右田の奴、あの日から弐大にトレーニングを付けて貰ってるだけあって、気合も熱意ももの凄い。「これがあの左右田か?」と事情を知らなかった場合、俺はひっくり返るほど驚いただろう。

↓1 これまでの左右田の特訓の成果(補正値+10)


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