日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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540: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/24(日) 09:01:04.14 ID:Pef+dggg0


夢野「だから入間よ。ウチと契約を結び、恋する人を奪い合う友となれ。そうする事で我の魔法は更なるステージに……」

入間「……クックック」

唐突に、今まで黙りこくっていた入間が笑い出した。


入間「ぶひゃーっひゃっひゃっひゃ! そうかそうか。ツルペタお前、俺様と友達になりたかったのか!! そりゃあそうだよなぁ! この天才過ぎる美貌の発明家、入間美兎様と友達になりたくない奴がいる訳ねぇもんなぁ!!」

その言葉の勢いと、下品な笑い方を見て、俺は(というか79期生の皆は)呆れつつもホッとした。──ああ、入間美兎だ。俺の、俺達の知っている入間美兎が戻ってきた。


入間「良いぜ、その契約とやらを結んでやるよ! ……ま、最後に勝つのは当然この俺様だがなぁ!!」

夢野「ふん、言っとれ。ウチの魔法の心髄、王馬にもお主にもとくと拝ませてやるわい!」

赤松「ええっと、話しの全容が未だに掴めてないんだけどこれって要するに……?」

アンジー「スパッと解決大団円ってやつだねー! 神様も祝福してくれてるよー!!」

ふぅ、やれやれ。随分と色々あった気がするが、これで話しは決着……。とは行かないのが入間美兎という名の大問題児だった。


白銀「んー。話しが大団円に纏まった所で地味に水なんて差したくないんだけどさ」

入間「あん? どしたよド地味コスプレ女」

白銀「いや、入間さんって今まで起こしてきた問題の数が数じゃない? 質も大概質の悪いのばっかりだったし、記念すべき(?)100回目には学園長直々に退学処分を言い渡されるんじゃないかってもっぱらの噂なんだけど……。そこのとこどうするつもり?」

入間「………………(汗ダラダラ)」

東条「確か、この前の薬品強制摂取事件で99回目の厳重処分だったわね。このままだと夢野さんと友達になるどころか、王馬くんに会うこと自体不可能に近くなると思うわ……」

入間「ひ、ひぃいいいい! そ、そんなの絶対やだよぉ!! だ、誰かなんとかしてくれよぉ!! 今までの事は謝るし、これからは皆の迷惑にならないような実験だけするからぁ!!」

春川「いや、そんなこと言われても……」

転子「転子達、別に毎回被害に合ってるって訳じゃありませんし……。そもそもそんな権限も持っていませんし……」

入間「そ、そんなぁ……! ……あ! アンテナ草餅……じゃない! 日向先輩! アンタ、超高校級の相談窓口なんだろぉ!! なんとかしてくれよぉ!! 俺様の貞操はアイツのだからやれねぇけど、パンツとブラまでなら見せるからぁ!!」

うっげ! 嘘だろ!? 最悪な場面で俺に話しが振られて来やがった!! このまま大団円で終われると思っていたのに……!! 
入間は勿論、79期生女子達の注目が一斉に俺に集まる。……クソッ! 考えろ、考えるんだ日向創!! この入間の人生相談に俺はどういう回答をすれば良い……!!


日向「……↓2」



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