日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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535: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/23(土) 23:29:04.44 ID:iLyrEeKG0
これ補正なんて少しも要らなかったじゃないですかー!! 合計値150&スーパークリティカル。誰が何をどう見ても分かるぐらい顔が真っ赤になり、滅茶苦茶に動揺している。&自分の恋心自覚確定&さらに……


その時、入間美兎という人間に、そりゃもうあからさまな変化が現われた。顔がまるでリンゴのように真っ赤っかに染まり、身体全体がプルプルと震えだし、その眼は焦点が合っておらず、両手を頭の上に置いて「ああああああああああああああ!!」と自分の髪をワシャワシャと掻き毟っている。なぁ、もしかしなくてもこれって…………。

俺は赤松、春川、夢野の三人に視線をやるが、三人とも俺と入間の方を交互に見ては、唖然としている様だった。


入間「あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

白銀「ど、どうしたの入間さん!? とんでもない慌てようだけど……!!」

アンジー「主は言いました。美兎は「一時的狂気に陥ってしまった」のだと……」

転子「一時的狂気!? そ、それは一体どうすれば治るんですかアンジーさん!!」

東条「COC(クトゥルフ神話RPG)で使われるゲーム用語ね。……一番手っ取り早い治療法は……」パァン!!

入間「ひでぶっ──!?」

東条「少々乱暴だけど、こうやって頬を引っぱたいてあげる事よ。……大丈夫? 入間さん。落ち着いて、何があったのか話せる?」

東条がまるで母親のような視線と態度で、椅子から転げ落ちた入間の元に傅く。他のメンバーも入間のことがなんだかんだ心配だったのか、自分の席を離れて入間の元へとやって来ていた。


赤松「ど、どうしちゃったの入間さん。も、もしかしてその……」

春川「……自分の好きな人を言うのが恥ずかしくなっちゃたとか?」

入間はまるで幼稚園児のように泣きべそを掻きながら、ブンブンと頭を振って春川の言葉を否定する。


夢野「では一体どうしたというのじゃ。今のお主はまるで──」

入間「──ないで」

その時、入間が泣きながら自分の口から告げた言葉を聞いて、周囲の人間はギョッと固まった。



入間「俺も王馬が……小吉が好きだからぁ……。わ、私から小吉を盗らないでよ夢野ぉ……」



本日はここまで。明日もまた、変な時間&夜9時頃にお会いしましょう。(それにしても一体コンマ神は何を考えているんだ……)


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