日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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478: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/22(金) 21:11:09.78 ID:f1YI561z0

入間「んで、今日の「獲物」の運搬経路はちゃんと頭に入ってんのか?」

王馬「……ちゃんと頭に入ってても途中でヘマをする美兎にそんな事を言われたくはないなぁ。大丈夫、運搬経路も奪取する機会も脱出経路も万全さ。あ、これは嘘じゃないよ? この前は美兎の情報に乗せられて酷い目に合い掛けたから、部下にも徹底して下調べをさせておいたからね!!」

入間「いやその……。その節は本当にすみませんでした……」

入間がその場で土下座すると、王馬はウリウリといった具合にその頭をブーツで弄り倒す。……やはり普段の二人とあまり変わっていないように、俺には見えた。(結婚してること以外は)


王馬「今日は来るかなー、最原ちゃん。あと霧切ちゃんも!! もし二人が張ってたとしたら俺達今度こそ一貫の終りかもねぇ!」

入間「はっ! ダサイ原とストーカー女がいようが関係ねぇなぁ! 俺様の新しい発明品の披露会にしてやんよ!!」

……なんだ? 二人がこれから何かをしでかそうとしているのは分かるが、一体何をしようとしてるんだ??


入間「だからその……さ」

(──ん?)

ここで入間の表情に注目していた俺は、ようやくある事に気づいた。さっきから入間の表情が恋する乙女のように真っピンクになっていることに。


入間「今日の盗みが上手く行ったらその……ひ、久しぶりに優しくして欲しいなって……//////」

……一体誰だこの美少女は。これがさっきまで子供達相手に大人げない無双をかましていたあの入間美兎か? 俄には信じがたい光景に、俺は「ええ……」と呟いてしまう。


王馬「……ふふっ、どうしよっかなー。美兎次第じゃないかなー、それは」

入間「!!? が、頑張る! 俺様頑張るから、だから──ん」

そこまで言って、入間は突然喋らなくなった。王馬が唐突に唇を奪ったからだ。


王馬「──にしし! 嘘だよ!! お望み通りとびっきり甘やかしてあげるから、覚悟しときなよ。淫乱ビッチ肉便器奴隷の美兎ちゃん♪」

入間「は、はいぃ! 期待してましゅうううううう!!」

最早入間は自分の性癖を隠そうともしていない。王馬の嫁として、淫乱奴隷として、肉便器として扱われることを心の底から喜んでいる。


王馬「さて、じゃあそろそろ行こうか」

王馬が屋上の縁に脚を掛ける。入間もそれに続いた。


王馬「俺達は二人で一人のおもちゃ屋で……」

入間「二人で一人の大怪盗──ってな!!」

そうして二人は屋上を飛び降り、街の中へと消えてゆく。……二人に目を付けられた、今宵のターゲットを盗み出すために。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


日向「…………」

小泉「…………」

日向「…………なぁ、何だよこれ」

小泉「私に聞かないでよ……。っていうか私が説明して欲しいぐらいよ……」

俺も小泉も揃って頭を抱える。これを見せられて俺はどうすりゃ良いっていうんだ。つーかこれが仮に入間の妄想だとして、結婚は兎も角おもちゃ屋って何だ、怪盗って何だ、あいつは王馬とどんな関係になりたいと思ってるんだ……。


日向(……取りあえずまぁ、適当に動いてみるかぁ……)

俺は色んな意味で意気消沈しながら、小泉を余所に部屋を出て行った。

↓2 どこへ行く?

@入間の研究教室
A79期生の教室
Bその他安価

※現時点で王馬の元へ向かうのは「強く」非推奨しておきます。


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