日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/21(木) 22:07:45.24 ID:RCTzx9Ed0
舞園「お疲れ様です、日向先輩」
それは、俺にこのサバイバルゲームの人数集めを依頼してきた今回の依頼者である、舞園だった。
日向「おう、お疲れ様。……今こんな事を聞くのも何だけど、どうだ? 依頼は達成出来たか?」
舞園「ええ、勿論。先輩のおかげでとっても楽しいゲームになりました!!」
「ふふっ」と舞園が普段ステージで見せるそれとは違う「笑顔」を俺に見せてくれる。……それを見て、ああ、やっぱり俺は「この為」に『相談窓口』なんて物をやってるんだなぁと改めて実感することが出来た。
日向「そういえばなんだけどさ「サバイバルゲームをやろう」って言いだしたのはお前だって聞いたけど、発端はなんだったんだ?」
舞園「それは……」
舞園はちょっとだけ躊躇いつつも、俺に理由を話してくれた。
舞園「……私、普段からアイドル活動をしているので、希望ヶ峰学園にいることも少ないんです。こうやって「皆で遊ぶ機会」も卒業までに何度あるかどうか分からない……そんなレベルなんですよ」
ホンの少しの寂しさと、哀愁。舞園の言葉から感じられるそれを聞いて、俺はようやく舞園の内心を察した。
日向「舞園……」
舞園「だから、余計な事を一切考えずに思いっきり遊んでみたかったんです。いつものメンバー(苗木loves)と、普段はあまり交流がない先輩方と……。一学生として、ただ単純に」
──そうだ。俺達だって、舞園の事は言えない。俺達77期生は、卒業まであと一年もないのだ。こうして皆で遊べる機会なんてあと何回あるかどうか……。
そういう点で、俺は、俺達は逆に舞園に感謝すべきなんだろう。──一学生として青春を謳歌する──そんな経験を作ってくれた舞園に。
日向「舞園」
舞園「『誘ってくれてありがとう』──ですか?」
日向「な、なんでわかっ……」
舞園「そりゃあ分かりますよ。だって私──エスパーですから」
舞園は再び「ふふっ」と自然な笑みを見せると、俺の傍から離れて苗木の元へと駆け寄っていった──。
Missionクリア! 舞園さやかとの絆が深まりました!! コマンドで「舞園に助けを求める」の難易度が下がりました!!
彼女は「超高校級のアイドル」です。芸能界にコネがあるのは勿論ですが、彼女は人の「聲」を聞けるエスパーなので、そっちの方向でも頼る場面があるかもしれません。
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