日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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386: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/20(水) 20:20:53.30 ID:k7SSIBoc0
……ずっと、このゲームが始まってからずっとずっと、引っかかっていたことが一つある。


日向「……なぁ、七海」

七海「? なぁに、日向くん」

日向「お前、今このゲームをやってて楽しいか?」

俺のその質問に、七海は「何を言っているのか分からない」というような表情をした。


七海「うん、勿論楽しいよ? なんで?」

俺がそう思ったのは、七海が……七海自身が自分の才能を……超高校級の才能を発揮出来ていない、否、する気が無いと言う事が分っていたからだ。
『みんなが楽しくゲームを遊べる様に』『終わった後、良かったと思えるゲームが出来る様に』……その思考は尊く、プロのゲーマーとして必要不可欠な物だと俺も思う。──だけど。


日向「……俺の勝手な我が儘かもしれないけどさ、俺は、このゲームでも本気を出したお前が見てみたいんだ。『皆が楽しめるように』じゃなくて『七海が楽しむ為に』最初っから全力を出してくれないか?」

七海「………」

じゃないと「皆が楽しんだ」とは言えない気がする。一人だけずっと縛りプレイを強いられて、それで良いと彼女は思ったし、そう言った。けど、俺は──

七海「↓1」

01〜30 ごめんね。今回のゲームではこのスタンスを変える気は無いんだ。
31〜60 ……分ったよ、ちょっとだけ本気を出してみる(七海の判定に+のバフ)
61〜90 日向くん……私、遠慮しなくても良いのかな? 本気でやっても良いのかな?(七海の判定に++のバフ)
91〜00 うん! 分った!! 全力でやらせて貰うね!!(ア カ ン)




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