日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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382: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/20(水) 19:17:23.04 ID:k7SSIBoc0
澪田『試合終了〜!! 第二回戦は77期生の勝利っす!! むっきゃー! 創ちゃん達よくやったっすー!!』

豚神『先手を相手に譲ってしまってからの見事な立て直し、そしてリスク覚悟の単独偵察……。成功させた狛枝は勿論だが、その情報を活かしてジワジワと相手部隊を壊滅させていった77期生全員の勝利だろう。78期生は少々堅実に動きすぎたな。苗木を戦刃(審判)の傍に行かせるのは決して悪い手ではなかったが、情報を持ち帰るまでに時間がかかる。その時間差も不利に働いてしまっただろうな』

澪田と豚神の解説を聞きながら、俺達はチーム内で健闘を称え合っていた。主に偵察を決めた狛枝と、最後の〆を行なった七海への称賛だが、二人は「何でもないよ」と謙遜する。


狛枝「ボクは「超高校級の幸運」……それしか取り柄が無いからね。あの程度で「役に立った」と思って貰えるのなら幾らでもやるよ!!」

七海「私も自由に動かせて貰ってただけだしねぇ……。最後の舞園さんの特性(スキル)を逆利用してのアタックだって、九頭龍くんが居たからこそ使えた手だし」

九頭龍「いやいや、今回のMVPはお前ら二人で間違いねーだろ」

左右田「そうそう! 「情報」って奴のありがたさと、ゲーマーの指揮の凄さを改めて思い知らされたって感じだったよな!!」

日向「ああ、二人とも胸を張って良いと思うぞ。……さてと、次が最終試合だ。──絶対に勝とう!!」

「「「「「おー!!」」」」」

と、俺達は円陣を組んで団結する。これで1−1……。次の試合で勝利した方が、このゲームを制するんだ……!!


〜〜〜〜


苗木「ごめん……僕、今度こそ何も出来ずに撃破されちゃった……。しかもまた一番最初に……」

不二咲「な、苗木くんの所為じゃないよぉ!」

朝日奈「そうだよ! 不用意に苗木一人に偵察を任せた私達にも責任があるって!!」

霧切「……せめて苗木くんとの本隊との距離をそこまで離すべきではなかったわね。そうすれば苗木くんが撃破されてもすぐに報復に動けたわけだし……。その点、舞園さんは素晴らしい粘りを見せてくれたわ。一人にさせてごめんなさい」

舞園「いえいえそんな! 私も粘るだけ粘ってみたんですけど……結局は一矢報いるだけで精一杯でしたし。(……やっぱりこの「聲」は乱用すべきじゃありませんね。聞いちゃいけない聲まで聞いてしまいますし)」

苗木「うん。舞園さんは本当によく頑張ってくれたと思うよ。……それにしても次が最終ラウンドか。なんだか名残惜しいなぁ……」

苗木がボソッと呟く。例えゲームに殆ど参加出来なくても、第一ゲーム第二ゲーム共に速攻で撃破されてしまっていたとしても、苗木はこのサバイバルゲームを心から楽しんでいた。「友人達と何の気兼ねもなく遊ぶ」──それがどれだけ楽しく、素晴らしいことかを、平凡極まる苗木誠という少年だからこそ、理解出来ていた。


舞園「……だったら、また遊びましょう」

サバゲーをやろうと皆に提案して、日向達の手まで借りに行った舞園が、笑顔で答える。


舞園「別にこれで終わるわけじゃありません。今度は違うゲームをしたり、どこかに出かけたり……。皆でまた遊びに行けば良いんですよ。日向先輩達や、他の人達も誘って!」

苗木「舞園さん……。うん、そうだね!!」

霧切「ふふっ……。でも今は最終ラウンドに集中よ。折角ここまで来たんだもの。シッカリ勝って終わりましょう」

朝日奈「うんうん! 私、今まで以上に全力で頑張っちゃうよー!!」

不二咲「ぼ、ボクも……。今の所目立つ活躍はしてないけど、全力を出しきるよ!!」


澪田『さてさて、互いのチームの団結力もより高まった所で、地獄のファイナルラウンド開始っすよー!!』

豚神『泣いても笑っても、これが最終ゲームだ。両チームとも、健闘を祈っているぞ』

二人の宣言で、各チームは自分達のスタート地点へと戻る。「勝利する」──その共通した信念を互いに持ちながら。


第一作戦判定……の前に、日向からの提案判定。↓2

@七海に最初っから本気を出して貰う。
A七海を指揮官として、作戦を遂行する。
Bその他安価

(どの判定も「成功するとは限りません」)


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