日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/19(火) 20:37:36.04 ID:CHdkUbAW0
左右田「だったらやっぱ苗木一本釣りだろ!」
九頭龍「折角(トリックさえ分れば)分かりやすい場所で単独行動をしてくれてるわけだしな。あいつの役割が分った偵察だと分った以上、俺達の情報をこれ以上くれてやる意味もねぇ」
狛枝「うーん。それはそうなんだけどさ、どうだろう。あえて気づいて無いふりをして、苗木くんを泳がせておくっていうのは」
日向「自分達の行動が相手に筒抜けだって分っているからこそ、取れる戦略もあるって事か。……七海はどう思う?」
七海「んー、狛枝くんの意見も一理あるんだけど、私はやっぱり苗木くんから狙うべきだと思うなぁ。狛枝くんじゃないけど苗木くんの「超高校級の幸運」も馬鹿に出来ないし、なにより「戦刃さんの傍に居る苗木くんが撃破された」って情報を相手チームが知った時に……」
日向「2・2の編制を崩して体勢を立て直そうとする可能性があるって事か。じゃあやっぱり苗木から撃破していこう」
七海「うん。作戦は…………」
〜〜〜〜
苗木「……」コソコソ
戦刃(……苗木くんがずっと私の後ろを付いてきてくれてる……。こんな状況だけど、なんだろう。なんか嬉しい……)
戦刃むくろは(審判中にも関わらず)そんなことを考えながら、姿勢を低くして自分の後ろにピッタリと張り付いてくれている苗木を後ろ目で見ていた。
最初は何をしているのか分らなかったが、仮にも超高校級の軍人である戦刃むくろは、以外と早く78期生達の狙いに感づいた。
彼らは自分(審判)を利用している。自分の傍に付くことで相手の注意を逸らし、安全圏から偵察を行なっているのだ。たとえ相手に居場所がバレたとしても、審判を撃つのはルール違反だから、無闇矢鱈な乱射は出来ないという算段である。
戦刃(あ……日向くん達だ)
苗木「…………」
茂みの中を縦一列になって行動しているのは、日向、左右田、九頭龍、狛枝の四人。リーダー格である七海の様子が見えないが、四人の位置情報を持ち帰れれば上々だろう。
そう判断した苗木が、戦刃の傍を一歩、二歩、三歩と離れた瞬間に、それは起こった。
──バン!
苗木「……え?」
日向達とは逆方向の茂みの中から一発の銃弾が飛んできて、苗木の横っ腹にモロに当たってしまう。
戦刃『あ……。な、苗木くん、ヒット』
苗木「そんな……!」
あの四人から射撃は受けていない、つまり自分を撃ったのは間違い無く隠れ潜んでいた七海だ。要はあの四人は囮であり、こうも正確に自分を狙い打ちにされたと言うことは……!!
〜〜〜〜
霧切「……作戦がバレていたのか、それとも相手も「審判の近くなら視界に止まりにくい」と気づいて偶然かち合ったのか。微妙な所ね」
一方その頃、78期生のリーダー格である霧切は、冷静に状況を分析していた。偵察に徹してくれていた苗木が撃破されたと言うことは、もうこれ以上相手の情報を入手するのは難しいと言うこと。
無論、戦刃だけでなく春川も、今後は注意深く観察される対象となるだろう。……まぁどのみち、二度同じ手は使えない。
舞園「どうします? 一旦纏まって体勢を立て直しますか?」
霧切「そうね……どうしましょうか」
霧切は考える。状況は5対4。しかも最悪の場合、こちらの動きが相手に漏れている可能性がある。さて、どうするべきか……。
第三作戦判定
↓1 77期生(超高校級のゲーマー補正+20+情報補正+10)
↓2 78期生(超高校級の探偵補正+10)
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