日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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207: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/15(金) 20:54:31.24 ID:OYMh8erB0
日向(やっぱりここはその手の専門家に聞いてみるのが一番か……)

アンジー「およよ? 創〜、どこ行くのー?」

俺とアンジーの二人だけじゃあいつまで経っても捜査が進まないと考えた俺は、希望ヶ峰学園随一の頭のキレを持つ「超高校級の探偵」に話しを聞きに行くことにした。


〜〜超高校級の探偵の研究教室(78期生)〜〜


日向「……って事なんだ。何か知ってたり、ここまでの情報で推理できた事とか無いか?」

霧切「……そうね。取りあえず、日向先輩が相変わらず生徒達から厄介事を押しつけられているっていうのは分ったわ」

希望ヶ峰学園の二大探偵が一人。78期生は霧切響子。なぜ最原ではなく霧切の方を頼ったかと言えばここまでの貸し借りで出来た顔の合せやすさというのが大きい。
それに、ほぼ間違い無くないと思うが、ムッツリスケベ疑惑がある最原は夜長と同期なだけあって、今回の事件の容疑者候補に(本当に一応)上がっているのだ。

それにしても……

アンジー「……」

この研究教室に来てからアンジーの様子が少し変だ。理由を聞いてみると「怖いよ〜。死神に取り憑かれてるよ〜」と少しばかり怯えているらしい。
妙な悪口を言うな? と俺が夜長に注意しようとしたところ、霧切はそれに対して「気にしなくて良いわ。毎度の事だもの」と少しばかり微笑んだだけだった。


霧切「さて、肝心の事件の事だけど……。江ノ島さんのヒントを含めて、私にはもう見当が付いてしまったの」

日向「え、マジか!?」

流石は超高校級の探偵……と俺が感心しかけたと同時に「でもね」と霧切は言う。

霧切「『私の相談の時と同様』これは貴方自身の手で解くべき謎よ。……夜長さんもその方が嬉しいでしょう?」

日向「……は?」

言っている事の意味が分らず、俺は訝しむように霧切の顔を見る。問われたアンジーも「そだねー! 出来れば創一人の力で解決してくれると嬉しいなー!!」と乗り気だった。
おいおい、自分の下着が全部盗まれてるって言うのになんて暢気な……。

日向「……ん?」

ここで俺は、始めて一つの違和感に気づいた。と言うか、探偵の真似事をする際に根本的に「やるべき事」をやっていない事を自覚したのだ。

霧切「私からの最終ヒントよ。これは謎であって謎でない。証言に誤魔化されないで、物的証拠を犯人に突きつけてやりなさい」

その言葉を聞いて、今までの情報の全てをつなぎ合わせて、俺は「ある可能性」に思い至り、大急ぎで「その場所」を目指す。その場所とは……。↓2


※もうヒントは出せるだけ出したつもりです。「手紙を置くのが不可解」「全部の下着を盗むのも不自然」「デジャヴ」「探偵の真似事をする際に「やるべき事」をやっていない」
これらを組み合わせると、そもそも……。


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