日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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147: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/12(火) 21:19:20.00 ID:kwufSDcR0
罪木「〜〜〜〜♪」

音楽室の中には、机に座ってヘッドホンでクラシックを聴いている罪木がいた。
良かった……。また持ち前のドジッ子属性を発揮してエラいことになってやしないかと、半ば心配だったんだ。

俺は罪木の方へと向かって歩いていく。罪木も俺に気がついたらしく、ヘッドホンを外して笑顔で俺を迎えた。

罪木「ひ、日向さぁん……!」

日向「安心しろ罪木。凶暴化薬の解毒剤は手に入れたぞ」

罪木「あ、あ、ありがとうございますぅうううううううううう!!」

罪木は俺に何度も何度もお礼を言いながら、解毒薬を一気に飲み干した。3分ほど経ってから、効果を確かめるべく「犬」やら「猫」やらの単語を言ってみたが、罪木の様子に変化はまるで見られない。……どうやらこの解毒薬は本物だったようだ。
俺は「ふぅ……」と安堵の溜息を付きながら、罪木に一応の質問をする。

日向「罪木、お前がこの凶暴化薬を……いや、この際「そう」だと認識してなくても良いか。怪しい薬を飲んだのは今日……どんなに早くても昨日で間違いないな?」

罪木「ひゃ、ひゃい! 今日江ノ島さんに「最新の栄養ドリンク」だって言われて……」

やはりそうだったか。と、言うか凶暴化薬を飲んだのが昨日今日じゃ無い限り、大きな矛盾が生じるのだ。なにせ、内のクラスには「西園寺'ひよ子’」という、動物の名前を冠したクラスメイトがいるのだから。流石にこれで誰も罪木の異変に気づかない方が無理がある。

日向(江ノ島の奴め……事態を複雑化させやがって……)俺は心の中で愚痴る。何せこれでようやく「本来の相談内容」に取りかかれるのだ。

日向「それじゃあ俺は改めて調べ物があるから。罪木はもう安心して好きなことをしてて良いぞ」

罪木「は、はい! あの、本当にありがとうございました!!」

罪木に改めてお礼を言われながら、俺は音楽室を出て行く。さて、ここで改めて依頼内容を確認しておこう。


罪木が持って来た相談は「最近西園寺がいじめて(構って)くれなくなった」という物。俺の当初の予想が正しければなんだが、答えはもう既に予想が付いている。
つまり俺が改めてするべき行動は……

↓2

@小泉に話しを聞きに行く
A西園寺に話しを聞きに行く
Bその他安価


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