【ガンダムSS】ジェリド「安価で宇宙世紀を生き延びてやる」
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250:名無しNIPPER[saga]
2023/10/04(水) 21:19:48.53 ID:KByNuhD/o
ーダカール ブレックスの別荘ー

ジェリド「スペースセツルメント構想ですか?」

ブレックス「そうだ。将来的にコロニー郡は連邦政府から完全に独立し、植民地であるコロニーから入植地であるセツルメントへ名称を変える構想だ」

ジェリド「それは凄いですね」

ブレックス「しかしまだまだ問題は山積みだよ。そこで君にもその手伝いをしてもらいたいのだ」

ジェリド「私にですか?お誘いは嬉しいのですが、私は政治に明るくありません。それにもう還暦の男です。今さら政界は…」

ブレックス「私の派閥の議員達がいる。それにキャスバル首相もこの構想に意欲的だ。必ず力になってくれる」

ジェリド「ですが…」

ブレックス「私はもう先は長くは無い。だから一番信頼しているジェリド君に引き受けて欲しいのだ」

ジェリド「……」

ブレックス「それに、君との出会いで私達の運命は変わった。その変える力を私は信じたい」

ブレックス「老いぼれの最後の頼みと引き受けてはくれまいか?」

ジェリド「…そこまで言われたら断れる訳がありませんよ」

ブレックス「少し卑怯だったかな。だが、私の君への想いは本物だよ」

ジェリド「ブレックスさん」

ブレックス「私が何故ここに呼んだか分かるかね?」

ジェリド「いえ」

ブレックス「30年前ここは、一面砂漠だった。しかし、今は少しづつだが緑が増えてきている。すぐに結果は出なくとも、時間を掛ければ実を結ぶ」

ブレックス「今度の構想もその長い道のりの1歩だ。だが、君なら成し遂げられると信じている」

ジェリド「ありがとうございます」

ブレックス「…この景色をジャミトフ将軍にも見せてあげたかったものだ」

ジェリド「そうですね」


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