デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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◆VLsOpQtFCs
[saga]
2023/12/31(日) 21:38:17.02 ID:7Sb/MM+So
シェイドラモンは…
一瞬のうちにフレイドラモンへ変形した。
そして、背後からチクチク攻撃してくるセピックモンへ、一気に距離を詰めた。
『は、速い!』
AAAは驚いている。
フレイドラモンは、セピックモンを蹴り飛ばす。
「ウキー!」
地面を転がるセピックモン。
キンカクモンは、フレイドラモンを背後から攻撃しようとする。
だが、それよりも早く、フレイドラモンは鋭利な足のツメでセピックモンの腹部を突き刺した。
「ウギャアアアア!」
そして、ツメから噴出させた炎でセピックモンを内部から焼き…
キンカクモンへ蹴り飛ばした。
「グギャアアアア!」
腹部から炎を吹き出しながら、キンカクモンの方へ吹き飛んでいくセピックモン。
キンカクモンは、それを電撃バットで払い除けた。
キンカクモンとフレイドラモンは対峙する。
『セピックモンとジャングルモジャモンが全滅したか…』
残っているのは、キンカクモンとアイスデビモンだ…!
壁の腕でボケっとしているナニモンは相変わらず攻撃も破壊活動もしない。
『だが…これで手駒が尽きたと思うな!来い!信徒達よ!』
AAAが号令を出すと…
ネット回線のトンネルから、シャーマモンやコエモン、ジャングルモジャモンがわらわらと現れた。
しかもそれらの多くは弓矢を持っている。
「クソ!まだ来るのかよ!せっかく小せえ奴らを追っ払ったのに!ふざけんな!」
カリアゲが台パンする。
『くっくっく…!私にデジモン伝送路のコントロールを支配されているとはこういうことだ!デジタルワールドには、私の忠実な信徒がまだまだいるぞ!』
賽の河原の石積のような徒労感だ。
そうだ…
マッシュモン達に頑張ってもらい、デジモン伝送路のコントロールを奪還できなければ、敵デジモンはまだまだ増えるし、スターモンは助けに来れない。
「ぜぇっ…ぜぇっ…」
フレイドラモンの息が荒くなっている。
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