デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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665: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/12/02(土) 15:15:55.88 ID:EBsv9197o
『さて…ケン君。教員さんは我々に正式に依頼をした。こちらは契約通りの働きをしなくてはならない…いいね?』

…はい。

『おっと、リーダー君からケン君に言いたいことがあるそうだ』

リーダー?
どうしましたか?

『ケン、今からそちらに真・ボスマッシュモンの分身が向かう。戦闘には向かないチビマッシュモンサイズの分身だ。そいつに指揮を執らせるといい』

…来てくれるんですか、ボスマッシュモンが。

『ああ。ボスマッシュモンは言葉だけじゃなく、菌糸を使った神経接続で直接チビマッシュモンの脳へ指示を送れる。ケンが口で指示するよりも成功確率は上がるだろう』

…分かりました。
ありがとう…ボスマッシュモン。

やがて、小さなボスマッシュモンが、ネット回線のトンネルからやって来た。

そうして、私は隔離チェンバーへのデジタルゲートを開いた。

ボスマッシュモンは、チビマッシュモンを囮にして、隔離チェンバーへモリシェルモンを誘引き寄せ、収納した。

…デジタルゲートを閉じた。
これで排除完了だ。

「あ…ありがとうございました!」

では教員さん、この口座に2週間以内に代金を振り込んでください。

「…あ、あの。もうちょっとお安くなりませんか?」

でしたら学校側で見張りマッシュモンサービスと契約して、キャッシュバックを狙うといいですよ。

「…どうにかしてみます」


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