デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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630: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/11/25(土) 17:00:24.47 ID:9HMLjPYuO
「クワ…ゴ…ゴボ…!」
サラマンダモンは、胸部の穴を粘液で塞いだ。

サラマンダモンのバイタルはどんどん低下している…。
だが、低いレベルで安定してきているようにも見える

有尾目の両生類は高い再生能力をもつ。
オオサンショウウオは、手足が千切れてもしばらく待てば生えてくるという。
ウーパールーパーは、心臓や脳、鰓などの急所や循環器を切除されても再生することができるほど高い再生能力がある。

それらに似た特徴をもつサラマンダモン…
もしかしたら、この傷からも生還できるかみしれない。

バイタルが低下しているのは、自ら仮死状態になって再生に専念するためなのかもしれない…。


だが、ワームモンの方は、体液が流出し続けており、心拍がどんどん低下している。

「ごめんな、ワームモン…!オイラとワームモンがいっしょにテキとたたかってるとき…、イトをだしたりしてやくにたってるのは、いつもワームモンのほうだった…。オイラはワームモンをはこんだりしてるだけで…だれでもできることしか、してなかった…」

ぶ、ブイモン…

「イトがつよいワームモンじゃなく…やくたたずでバカな、オイラがそうなってたほうが…よかったんだ…!」

ワームモンは、危篤状態でありながら、泣きじゃくるブイモンにチャットを一通だけ送った。

『ブイモンが たすかって よかった うれしい』
ワームモンはにっこりと、弱々しく笑みを浮かべた。


「ク…ワァァ…!」
突如、サラマンダモンがよろよろと、ワームモン及び割れたデジタマの方へ這ってきた。
な、なんだ…!?


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