デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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◆VLsOpQtFCs
[saga]
2023/10/29(日) 20:59:41.02 ID:jG8eKLMGO
「ウッホッホーーー!!」
…そのとき、上空からデジモンの声が聞こえてきた。
なんと木の上から、一等身体型のずんぐりむっくりした茶色い類人猿デジモン、ジャングルモジャモンが、骨棍棒を構えて飛び降りてきたのだ。
ジャングルモジャモンがふり下ろした骨棍棒が、イビルモンの脳天を力強く打った。
「ギャアアアアアーーーー!」
頭部から出血し昏倒するイビルモン。
「ウッホ!ホッホッホッ!」
ジャングルモジャモンは、イビルモンにのしかかり、その頭部を骨棍棒で滅多打ちにした。
イビルモンはそのまま絶命した。
ふらつくセピックモンは、よろよろと立ち上がるが、足元がおぼつかないようだ。
「ウホウホ!」
ジャングルモジャモンは、イビルモンの死骸を左肩に担いだ。
「キー…」
セピックモンは、ジャングルモジャモンの右肩に寄りかかった。
「ホー!ホッッホ!」
ジャングルモジャモンは、ふらついたセピックモンと、イビルモンの死骸を抱えて密林の中を進んでいく。
…蛮族デジモンのセピックモンは、それなりの戦闘力を持っており、イビルモンもそれに負けていなかった。
だが蛮族デジモンには、群れで狩りをする知恵がある。
イビルモンは、その差に敗れたのだった。
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