デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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400: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/10/09(月) 23:14:41.47 ID:8V+94a75O
…そうして、フローティア島にて、無事にガニモン鍋を作ることができた。

貝殻の中で、塩味スープの野菜入り蟹鍋がぐつぐつと煮えている。

シャコモンの貝殻は、別に火に強い素材ではないので、何度も繰り返し使えるものではない。
駄目になったら砕いて畑に撒くことにしよう。炭酸カルシウムの貝殻は植物の生育に役立つはずだ。

「よっしゃ、カニなべできた!いただきまーす!」
パートナーデジモン達は、ブイモンに続いてガニモン鍋を食べ始めた。

「ハフッハフッ!うめー!」
おお、ブイモンが喜んでいる。
こうも嬉しそうにしてくれると、なんだか嬉しいな。

尚、ガニモンの殻はパルモンとブイモンが頑張ってほじって他デジモンへよそっている。
コマンドラモンやマッシュモンの手では、器用さがやや足りず、こういう細かい作業が苦手だからだ。

ガニモンの殻はメチャ硬いからな…
剥くのもかなり大変そうだが、それでもブイモン達は楽しそうだ。

…せっかくなので、キンカクモンのデジタマも晩餐会の場に置いた。
デジタマはレベル0のデジモンだ。この場の和やかな空気が、多少なりとも産まれてくる幼年期デジモンにプラスの影響を与えてほしいものだ。

コマンドラモンも、少しふふっと笑ったような表情をしてから、ガニモンの蟹味噌を食べた。
『うまい』

おお、コマンドラモンも喜んでくれている。
『な なんだ これは』
え、どうかしたコマンドラモン?

…コマンドラモンは、スプーンと器を置いた。

荒い呼吸をしている…
なんだ?
コマンドラモンの様子がおかしい。


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