デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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363: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/10/03(火) 20:35:02.65 ID:0WI3pzKOO
こちらはご覧のとおりです。

『ふむふむ、いいねえ!随分広い島だ!こんんなに大きくて住心地良さそうな島が、成熟期デジモンの巣窟にならずに済んだね!』

そうですね。
ここを見つけられたのは奇跡的です。

『作りは雑だが鉄の箱でデジタルゲートを囲い、クラッカーが侵入できないようにできてるのか。セキュリティもできてるね!これならキウイモンの島みたいにはならずに済みそうだ!』

…ちょっと待ってください。
キウイモンの島がどうしましたって?

『なんだ知らないのかい?あの島がどうなっているのか…』

…どうなったんですか?

『君達が蛮族と呼ぶ種族のデジモン達がいつの間にか入植していたよ!キウイモンは彼らのエサの卵を生む家禽扱いさ!』

なんだって!?
そ、そんな…!
なんて酷いことを!

『おや?君達がやっていることとは何か違うのかな?』

違…

…う!

『おおっ違うと言うのかな?』

我々がやっているセキュリティデジモン育成には、社会的な正当性がある!
奴らと違ってサイバー犯罪に利用するんじゃない!

ガニモン達に許しを請う気は今更毛頭ないが…
それでも必要なことのために野生デジモンを殺傷したことについて、世間から後ろ指をさされる謂れはない!

『なるほど!良い覚悟だ!我々はそんな君のことをこれからも応援する。安心したまえ!ハーッハッハッハ!』

…意地悪ですね。

『つまり、君達がその島へ入植しなかったとしても、どの道ガニモン達は殺されていたよ。君達の糧になるか、蛮族の胃袋に入るかの違いだよ』

慰めてくれてるんですね。
…キウイモンの島も、先に我々の陣地にしていたら、蛮族に支配されずに済んだってことですか。

『そういうことだな!』

…つらいですね、この戦い。

『しっかり胸を張りたまえ!君達はやるべきことをしっかりやっているさ。応援というのは、資金面だけの話をしているつもりはないよ』

ありがとうございます。


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