デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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◆VLsOpQtFCs
[saga]
2023/09/17(日) 21:28:57.22 ID:FpW47RzzO
「そしてセキュリティデジモン研究に暗雲が立ち込めていたときに、パルタスさんはあるデジモンに目をつけました。スターモンです」
スターモンか…。
我々も狙ったんですが、出遅れてしまった。
「デジタルワールドに住む野生のスターモンは、テントモン等を外敵から護ることで、対価として餌を受け取る生活をしています。これは明確な社会性であり、本能に根付いているなら、傭兵のようにギブ&テイクで飼いならせるのではないかと思ったんです」
それで、どうなりました?
「パルタスさんはデジドローンVRを使い、四六時中スターモンのデジタマから産まれた子供にコンタクトを取り続けました。その結果…幼年期デジモンは、パルタスさんへ心を開きました。それが育ったのがシューティングスターモンです」
どんな風に接したんですか?パルタスさん。
「うむ。我々を脅かそうとしている巨大な悪が存在する!貴様の力が必要だ、助けてくれ!とな!」
ふむふむ…すると幼年期デジモンどう答えたんですか?
『ソリャモー アレヨ オレサマノ ダチヲ コマラスヤツァ ユルシチャオケネー! ブチノメシテヤル! ソウイッタゼ オレサマハナ!』
お、おお…!
上手い言い方ですね。
「上手い言い方?何がだ?」
へ?
「私はただ思ったままをシューティングスターモンへ伝え、彼がそれに応えてくれた。それだけだが…?」
それを聞いたクルエが、ひそひそと話しかけてきた。
「どうやら天然っぽいっすね…。パルタスさん、意外に魔性の女っす、侮れない…」
…うん。真心と言おうね。
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