634: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/09/29(金) 23:14:21.31 ID:ksOkvMSvo
朱「お嬢ちゃあん……どこから来たのぉ……?」
女の子「ひっ!」ビクッ
透「朱怪しい。すっごくすっごく怪しい」グイッ
朱「そんなっ!」
女の子「あうあうあ……!!」ビクビク
透「ごめんね。怖いお姉ちゃんはほっといて、優しいお姉ちゃんのとこ行こ?」
女の子「優しい……お姉ちゃん……?」
桜野「透ちゃーん!」タタッ
透「桜野!」
女の子「あの人?」
透「うん。とっても優しいよ」
女の子「ほんと……?」
桜野「透ちゃん、その子? やっぱり迷子?」
透「かな?」
女の子「……」ジ-
桜野「はじめまして。岸波桜野です」
女の子「さくの……お姉ちゃん?」
桜野「うん、大丈夫だから落ち着いて聞いてね。今日はお父さんかお母さんと一緒に来たの?」
女の子「あの……あのね、パパとママと3人で来たの。でもね、いなくなっちゃった……」
桜野「はぐれちゃったの」
女の子「うん……」
桜野「そっか。うーん……あ、迷子になったら見せるように言われたものとかある?」
女の子「んん」ブンブン
桜野「そっかそっか。うーん……」
女の子「パパ……ママ……もう会えなかったらどうしよ……!」ウルウル
桜野「大丈夫、大丈夫だよ」ナデ
女の子「ぅ……」
桜野「パパもママも、今必死であなたのことを探してる。すぐ見つかるからがんばろ?」ナデナデ
女の子「……うんっ」
桜野「よし、いい子。それじゃあ迷子センターとか探して……」
朱「もう見つけたわよ。歩いて5分もかからないと思う」
桜野「ほんとですか!? よし、じゃあお姉ちゃんたちと迷子センター行こっか」
女の子「迷子センター?」
桜野「うん。そこでパパとママを待つの。すぐ迎えに来てくれるからね」
女の子「うん」
桜野「手つないでく?」
女の子「うん!」
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